心配された天気予報が、その通りになってしまった新そば祭りでしたが、予想に反してたくさんの来場者に恵まれて、本当に嬉しい2日間でした。 ありがとうございました。
そしてこの祭りに携わってくださった関係者の皆様心から感謝申し上げます。
今年は、11月17(土)、18(日)の2日間、福井県産業会館の2号館で、例年通りの開催となりましたが、催し物の内容が、昨年と少し替わって、「歴代名人揃い打ち」というのを増やしました。
初日17日は、開会式の後 来賓の方々によるテープカットが行われ、すぐに福井市美山町のそばを愛する婦人会の皆様で構成する「そば音頭」踊りが披露されました。
素朴さのなかにも、やんわりと そば の郷愁がただよい 一緒に加わって踊りたくなるような内容で、会場をなごませていただきました。
11時からは、そば打ち体験ということで、なんと遠くは、東京からの男性が参加して下さったり、小さなお子様連れだったり老若男女それぞれが、歴代名人の指導のもとで、とても上手にそばを打っておられました。
午後からは、「歴代名人そろい打ち」がおこなわれました。
過去16年間に渡って生まれつないできた16名のそば打ち名人達が、今回9名来福され、そのうち6名の名人で、そろい打ちに挑んでいただきました。
過去16年間に渡って生まれつないできた16名のそば打ち名人達が、今回9名来福され、そのうち6名の名人で、そろい打ちに挑んでいただきました。
さすがに歴代名人だけあって、ひとつひとつの所作や動きに無駄が無く、そして美しく、ながれるような工程のなかで、きちんと、まるで芸術品をみるような仕上がり(蕎麦麺)に、会場のどこからともなく、感嘆の声と、万雷の拍手が沸きあがりました。
私もこの光景を観て、素晴らしさに鳥肌の立つ思いでした。
2時からは、福井テレビによる「イヤイヤちゃんダンス」で会場の子供達は、大変よろこんでくれました。
そのあと、第6回福井テレビ杯そば打ち団体戦がありました。 出場チームは、「越前みやまそば元気の会」 「信州そばアカデミー」「茨城遊蕎塾」 「北海道選抜」 「越前そば連合」 「今年も絆 東西女子」 「ふくいそばうち愛好会」以上の7チームです。
ここでは、福井そばルネッサンス推進実行委員会幹事長の私も、審査員として参加させていただきました。
競技の結果は、優勝チームが「北海道選抜」 準優勝は、「信州そばアカデミー」 そして3位が地元 「越前みやまそば元気の会」以上です。
2日目、18日(日)は午前10時より、メーンイベントでもある第17回全日本素人そば打ち名人大会です。52名の選手の方々はもちろん、われわれスタッフも、緊張の連続です。 毎年のこととはいえ、ピーンとした空気が会場一杯に張り詰めます。
審査委員の先生方の顔ぶれは、委員長の鵜飼良平氏(東京上野やぶそば3代目・全国麺類業衛生同業組合 理事長)、審査副委員長の福井テレビジョン放送 代表取締役会長 山崎幸雄氏、大阪府麺類業生活衛生同業組合 常務理事望月興博氏、 続いて、株式会社 福井新聞社 論説委員長 北島三男氏、地元で活躍されているSYO家 吉川寿一氏、全日本素人そば打ち名人大会第3代名人 益子正巳氏、同じく第14代名人の藤倉隆則氏、以上7名の先生方です。
1グループ13名が、30分の競技時間の中で、水回し、こね、延し、切り、の4工程をこなしていきます。
各予選会では、40分で行われるのにたいして、本選では、10分短くなります。 これは相当練習を積まないと、なかなか時間内におさめることは難しいです。しかも態度、所作、清潔感、作法、と審査対象は、年々厳しさが増してきています。
これが、4グループ続いて、いよいよ審査結果と表彰式となります。