そば打ちイベント」カテゴリーアーカイブ

そばが、時代を繋ぐ。

最近になって、度々気が付くようになってきたことと言えば、比較的若い方々が、「蕎麦がとても旨いんで、又打ちたくなって、粉買いに来ました。」 というお客様が増えてきたように思うことです。大変嬉しいことと思いながらも、はて、一昔前までは、こんなことを言って来店されてくるお客様は、大概50代過ぎの年輩の人達がほとんどだったのに、お客様の蕎麦に対する嗜好年齢が変わってきたのだろうか? と感じるこの頃です。

先日、弊社知り合いの、そば打ち愛好者で構成する団体が、某所にて、小学生の「父親の会の蕎麦打ち体験」に招かれて 蕎麦打ちの講師を務めるというお話がありました。それで、私も、しばらくの間その会場で、様子を拝見させてもらう機会を得て、出かけてみました。

そば打ちは、今や全国のいたるところで体験出来る環境になってきました。老若男女が、そば打ちに興じ、そばに舌鼓をうって、人との繋がりを深め合う。 とても素晴らしい時代になったと、先人達のご苦労に、只々感謝するのみです。

それで、その親子の会で感じたことは、親御さん自身が、かなりそば打ちに慣れていらっしゃる方が多いことに、気づかされたことでした。 子供たちは、そんな講師の方や、親御さん達の指導を一生懸命に聞いて挑戦している様子が何ともほほえましく、ついつい笑いがこみあげてしまう場面が随所にあって、楽しいひと時を味わうことができました。 こうやって親から子へ、子から孫へと伝達されていくことで、そばに親しみを持って頂けることが、先程の若い人達にも、蕎麦の良さが解る世代を作り出しているんだと、強く確信した次第です。

全日本素人そば打ち名人大会・ふくい新そばまつりが、無事終了しました。

19日(土)・20(日)に福井県産業会館で行われた「全日本素人そばうち名人大会及び福井新そばまつり」が、無事終了いたしました。

あいにく2日間とも、雨天もしくは曇天となり、足元が悪い中、大勢のお客様においでいただき大変感謝いたしております。
この時期は、あちこちで色々な催し物がひらかれており、果たしてここ産業会館にも、足をはこんでいただけるのか心配ではありましたが、意に反して、多くの人達が訪れて来ていただきました。
主催者 福井そばルネッサンス推進実行委員会 幹事長としての私からも、深く感謝申し上げます。
 ところで、このそばまつりの最大のイベントである、そば打ち名人大会は、今年も白熱した技と技量の競技風景となりました。
 全国17箇所で行われた予選会には、延べにして500名近い選手が挑み、そこから選出された52名の精鋭達が、そば打ちの技を競うわけですから、そりゃあ、白熱するのも当然です。
 福井産新そば粉800gとつなぎ粉(小麦粉)200g それに若狭の名水(瓜割の水)500ccを使って30分という制限時間内で、そば切りに仕上げていきます。
 これは、かなり熟練しないと、きれいに仕上げることは無理です。それと、そばを打つ態度や、所作、礼儀作法といった細かいところまで、審査の対象になるため、選手の皆さんは、競技会場に入ってきた時から緊張状態でした。
 1グループ13名ずつ4グループあり、順番に競技を 進めていきます。
 ステージ前に並んだ13台のそば打ち台は、実に壮観です。「どら」の音を合図に競技が、スタートし、7名の審査員がそれぞれに、ちらばって競技者の技を審査していきます。
 ちなみに、今年の審査員の先生方の顔ぶれは、初回から携わっていただいている全国麺類業生活衛生同業組合 理事長 鵜飼 良平氏・同じく同組合常務理事兼技術部長 望月 興博氏及びSYO家の吉川 寿一氏です。そして、福井テレビ代表取締役会長 山崎 幸雄氏、福井新聞社特別顧問内田 和朗氏、大会歴代名人3代目の益子 正巳氏、同じく13代名人の須賀川 昭二氏以上の7名の方々でした。
どの審査員の先生方の目も、いずれも厳しく又公平で、我々スタッフ側が競技終了後審査員の講評をお聞きしていて、納得のいくものでした。
こうして、実に5時間近く続いた競技時間も、無事終了を迎え、いよいよ結果発表です。以下にその内容を、記しておきます。
   第16回大会・平成23年度  競技結果
  名人    栗山 ヒロミ      (茨城県稲敷市)
  準名人   小泉 好江      (東京都江戸川区)
  〃      増田 盛二      (大阪府茨木市)
  優秀賞   仲山 徹        (茨城県笠間市)
    〃    小林 香与      (北海道札幌市)
   〃     中村 嘉津子    (大阪府吹田市)
  努力賞   加藤 喜良      (埼玉県加須市)
   〃     前田 幸彦      (京都府下京区)
   〃     板津 明       (福井県福井市)
   〃     菊池 幸雄      (栃木県大田原市)
  特別賞(絆賞) 佐藤昭二     (福島県福島市)
                               以上

第16回全日本素人そば打ち名人大会・新そば祭りが、いよいよ来月に迫ってきました。

あの暑い夏がやっと終わったなと思っていたら、近頃は、朝晩 ぐっと寒さが身にしみる程に冷え込む季節になってしまいました。

 そばの播種が、福井県の場合ですと、だいたい8月の中旬ぐらいから始まりますが、今年は、そのあとゲリラ豪雨に、2回程襲われたのと、高温が続き過ぎたのが祟って、そばの育成にかなりのダメージを、与えたようです。

従って今年はいつもより以上に作付け面積が、増えていると見聞きしておりましたが、収量に関しては、意外と期待するほどでもないのかな? と懸念しております。

 ところで、福井そばルネッサンス推進実行委員会が主催の毎年恒例となっております、「全日本素人そば打ち名人大会及び新そば祭り」は、お蔭様で、今年で、16年16回目を迎えることができそうです。
 運営にあたっては、毎年苦労の連続(特に経費面)なんですが、そばをこよなく愛してくださる多くの方々の応援に支えられて、いままで来れたことは、本当に感謝の一言です。

 福井の「そば」を日本中の人たちに知っていただこう、訪れていただこう、福井のそば文化に触れていただこう。そしてそばの生産を奨励していこう。という趣旨のもとで、県からの支援もいただきながら、そばに関連した業界や、生産者、団体、市区町村等々の多くの賛同の基に、福井そばルネッサンス推進実行委員会が、発足されたと聞いております。

そういった皆様方の熱意で今日の「越前おろしそば」が、全国区になってきたのだと感謝しています。

 話が、それてしまいましたが、今年の名人大会は、全国17箇所で行われた予選会から選ばれた精鋭52名が、福井県産業会館の会場で頂点を目指します。

 いつものことながら、選手の皆さんはもちろん、お世話する我々スタッフにも、緊張感がみなぎります。

 北海道・茨城・東京・長野・石川・栃木・兵庫・富山・埼玉・千葉・大阪・広島・群馬・名古屋・京都・奈良・そして東日本大震災に見舞われた福島県からも参戦しての、一大そば打ち名人を競う、ビッグイベントです。

嫌が上でも気分は、昂ぶり身体がこわばります。審査員の先生方もこの日ばかりは、顔が紅潮しているのが解ります。

いよいよ来月(11月20日)が決戦の日です。皆さんこぞってお越しください。新そばも楽しめます。

全日本素人そば打ち名人大会・新そばまつり が今年も開催されます。

今年で、16回目を迎えることになった「全日本素人そば打ち名人大会・新そば祭り」は、例年通り

福井県産業会館の2号館で 11月19日(土)・20日(日)の2日間に渡って開催されます。
蕎麦好きには、たまらないイベントです。 今年の新そばは、どんなかな!どの店がいいかな!
お店によってそれぞれに、特徴や、人柄がでてきます。期待と、食欲を胸に秘めて今から待ちわびてください。
そして、そば打ちに関心や興味を持たれた方が、それこそ全国から集まって来るこの素人そば打ち名人大会。 回を、重ねるごとに観衆の数は、増える一方です。

それだけに、出場される選手の皆さんの大会に挑まれる心意気は、年々昂ぶり 技や所作、身なりまでもが、本職を、凌駕するばかりです。

今年の名人は、一体 どんな方が選ばれるのでしょうか! いまから楽しみです。
どうぞ、たくさんの方々の、お越しをお待ちもうしあげております。