あの暑い夏がやっと終わったなと思っていたら、近頃は、朝晩 ぐっと寒さが身にしみる程に冷え込む季節になってしまいました。
そばの播種が、福井県の場合ですと、だいたい8月の中旬ぐらいから始まりますが、今年は、そのあとゲリラ豪雨に、2回程襲われたのと、高温が続き過ぎたのが祟って、そばの育成にかなりのダメージを、与えたようです。
従って今年はいつもより以上に作付け面積が、増えていると見聞きしておりましたが、収量に関しては、意外と期待するほどでもないのかな? と懸念しております。
ところで、福井そばルネッサンス推進実行委員会が主催の毎年恒例となっております、「全日本素人そば打ち名人大会及び新そば祭り」は、お蔭様で、今年で、16年16回目を迎えることができそうです。
運営にあたっては、毎年苦労の連続(特に経費面)なんですが、そばをこよなく愛してくださる多くの方々の応援に支えられて、いままで来れたことは、本当に感謝の一言です。
福井の「そば」を日本中の人たちに知っていただこう、訪れていただこう、福井のそば文化に触れていただこう。そしてそばの生産を奨励していこう。という趣旨のもとで、県からの支援もいただきながら、そばに関連した業界や、生産者、団体、市区町村等々の多くの賛同の基に、福井そばルネッサンス推進実行委員会が、発足されたと聞いております。
そういった皆様方の熱意で今日の「越前おろしそば」が、全国区になってきたのだと感謝しています。
話が、それてしまいましたが、今年の名人大会は、全国17箇所で行われた予選会から選ばれた精鋭52名が、福井県産業会館の会場で頂点を目指します。
いつものことながら、選手の皆さんはもちろん、お世話する我々スタッフにも、緊張感がみなぎります。
北海道・茨城・東京・長野・石川・栃木・兵庫・富山・埼玉・千葉・大阪・広島・群馬・名古屋・京都・奈良・そして東日本大震災に見舞われた福島県からも参戦しての、一大そば打ち名人を競う、ビッグイベントです。
嫌が上でも気分は、昂ぶり身体がこわばります。審査員の先生方もこの日ばかりは、顔が紅潮しているのが解ります。
いよいよ来月(11月20日)が決戦の日です。皆さんこぞってお越しください。新そばも楽しめます。