そばの季節」カテゴリーアーカイブ

蕎麦畑は、青空と融合して爽やかな秋を、満喫してくれます。

天候の気象条件とか、虫害獣害のありようによって、作物の出来不出来、豊作不作が左右されるというのは、仕方の無い事とは言え、我々食料関連の仕事に付いているものにとって毎年気を揉むところである。
今年はどうだろう?
うまく実がついてくれたかな?
熟してくれたかな?
収穫に支障はでないかな?
と生産農家でもないのに気になります。

今年は、例の東日本大震災と原電事故災害による影響で、蕎麦産地にも相当の影響がでてくることが予想されます。
これでもし、福井産地が凶作にでも見舞われると、2年前の凶作の時以上に、深刻なことになってくるのでは、と戦々恐々としております。

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天気の良い日には、アウトドアが気持ちいい季節に、なりました。

蕎麦の花が、咲き誇り野山の木々もぼちぼち色づいてきましたネ!

夕日に照らされる景色も紅味が増して影も随分長くなってきました。

 朝の空気が冷たくて、近郊の田園から運ばれてくる朝露の香りが、鼻孔をふくらませます。

涼しくなってきましたね!食欲の秋には、温かいそばが食べたい。

不思議なもので、新そばの出回る時期には、我々そば粉を扱っている業界では、夏の頃程、そば粉の出荷があまり伸びません。(我が社だけかも)

一年中で、一番お蕎麦のおいしい季節であるにもかかわらず、この時期に思いっきり腹いっぱい 蕎麦を、楽しむべきだと思うのですが。

私が思うには、多分 夏の間にお盆とか夏休み休暇等々で 財布の中身が軽くなってしまったのか、あるいは、行楽の季節になると、あちらこちらで、イベントが行われ、そこでは、地元ならではの、秋の味覚が振舞われたりします。

当然 蕎麦も大事な「我がふるさとの そば 」として大勢の皆さんが、楽しみにしていらっしゃいます。

そういったところでおいしい蕎麦を、堪能されたりしますと、肝心のお蕎麦屋さんへ、足を、運んでみようと思う人も勢い少なくなるんじゃないかな? と、私の浅はかな邪推が、はたらきます。
それと、気候が涼しくなってくると、「蕎麦より あったかいうどん がいい!」 と言った人も当然増えてくるような気がします。
そんなこんなで、秋は、憂いを、惑わす悩ましい季節でおります。
冒頭の、タイトルにも書きましたが、秋が深まればやはり、あたたかい おそば も堪らないですね。