30台の石臼フル稼働で早刈り新そばを挽いている工場内は、蕎麦粉の香りが充満して幸せな気分で仕事ができます。

おはようございます!

本日も越前そば粉製造元カガセイフンの工場は早刈り新そばの華やかな香りが充満し、新そばの包まれて幸せな気持ちで粉挽き業作業に明け暮れています。本年もたくさんのご予約、ご注文をいただきましてありがとうございます。ご注文をいただきました順に順次、発送させていただいておりますので、お待ちいただいておりますお客様、もうしばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

現在のご注文状況をお伝えいたしますと、今週はすでにご予約分で出荷量がいっぱいです。
これからご注文いただく場合は、最短で来週の初め頃のお届けとなります。
入荷中の早刈りの新そばの産地は、奥越の【大野市産】、平野部【丸岡町産】、同じく【あわら市産】です。

12月中旬から年明け早々に旬を迎える完熟新そばは、永平寺町などでこれから刈取りが始まります。収穫後、追熟させてから弊社に届けられます。

さて、工場内の石臼をちょっとご紹介。
早刈り新そばの【越前】丸挽き(挽きぐるみ)そば粉の製粉を担当している石臼さんです。

30台の石臼フル稼働で早刈り新そばを挽いている工場内は、蕎麦粉の香りが充満して幸せな気分で仕事ができます。

端整な顔立ちでしょう。
ずっと見ていても飽きないんですよね。
質感と言い、肌合いといい、落ち着き感といい・・もう最高ですよ。

ゆっくりと回転しながら毎分20gずつチョロチョロと粉が落ちてきます。
この石臼でそば打ちに使う1kgのそば粉を得るには、30分~45分ほどかかるんですが、じわりじわりとそば粉が挽けてくる感じがロマンがあって体がブルブルと痺れませんか?

そして、本日発送させていただいた新そば粉。
1分でもそば粉を挽いてからの時間経過が少なくなるよう、運送屋さんの集荷時刻を逆算して挽き始めています。
1日に製粉できる量が決まっているので、これ以上は製粉できません。

30台の石臼フル稼働で早刈り新そばを挽いている工場内は、蕎麦粉の香りが充満して幸せな気分で仕事ができます。

挽き上がった新そば粉はすぐに香りを閉じ込めて、集荷から15時間後にはみなさまのお手元へ届けられます。
製粉から1日かからずお客様のお手元へ届けられるからこそ挽きたての美味しさを感じていただける。鮮度が命の香りのものを扱っている僕たちとしては本当にありがたいことです。

今年は度重なる大雨と台風とに悩まされました。
収穫量は例年の半分以下、場所によっては3割にも満たないところもあり、作柄も早刈りらしい青みが例年に比べると弱く、味や香りも割合弱いように感じます。

正直言って、台風が嶺南を直撃した時に今年は全くソバが獲れないか、あるいは凶作を覚悟しました。
ソバにとって良くない天気が続く中で、収量が減ってでもできるだけ質は落とすまいと農家さんたちが一生懸命育ててくださったおかげで気象条件が悪い中でも上々の新そばが収穫できたとのお話を聞き、不安の中にもありがたい気持ちがわき上がってきました。

早刈り新そば粉は12月中頃までの期間限定販売とさせていただいておりますが、収穫量の関係で期間を待たずに終了となる可能性が出てきた為、ご注文はなるべくお早目にお願いいたします。

[11月6日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り新そば)、坂井市丸岡町産(早刈り新そば)
天気:晴れ
石臼工場内室温:15℃
石臼工場内湿度:51%
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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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