今年の天候による発育障害によって、2010年度産早刈り新そばの品質はどうか。

おはようございます。

粉奈屋6代目です。

先週末から福井県内主要そば産地は収穫期を迎えており、現在までで全体の約半数ほどの刈り取りが行われた様子です。以前から申し上げてまいりましたが、今年は生育が遅く収穫が遅れております。

しかも、昨日は雨に交じってあられが降り、気温が一気に下がりました。天気が回復しないと収穫が進みませんし、このまま畑に植わっていると実の生育が進み、早刈り品としては不向きなるという心配があります。

現在、入荷しておりますものは【福井県大野市産(早刈り品)】ですが、同じ産地でも畑の条件や刈り取った時期によって品質にバラツキがあり、玄そばの入った袋ごとに違いがございます。というのも高温障害の影響だと思われるのですが、青々とした早刈りそばに交じって乾燥の段階で早々に褐色になってしまった発育不足の小さい実が確認できました。

これから他産地の早刈りそばも順次入荷予定です。

「昨年よりは収穫できそうだ」、「昨年よりも収穫は見込めない」など、産地によって農家さんからのお話に大きな違いがありますので、順調な入荷は難しいかも知れませんが、昨年よりは全体的に収量が見込めそうです。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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