おはようございます!
今朝の福井市は時折、肌寒い涼しい風が吹いて心地いやらちょっと寒いやら・・そんな感じです。
市内そば畑を見ますと、一面白い花が咲いているところや、播き直しによりやっと目が出ているところ、それらがまばらに散らばっているところなど、不安定な状況です。
今年の北海道の新そばも天候不純によってあまりいい状態ではないと聞いていまして、弊社にもまだ入庫していません。台風も発生していますし心配は絶えませんが、昨年のような大凶作だけは避けたいものです。
さて、信州伊那市と言えば高遠そばがあります。
以前からよく名前は耳にしていましたし、どんな蕎麦なのか興味はありましたが近くに食べられるお店は当然なく、信州に行く機会があれば行こうと思っていたところでした。
今回、出張に絡めて高遠そばをいただける「ますや」さんに行ってきました。
松本I.C.から高速で伊那I.C.で降りて山間にしばらく走ること1時間ちょっとで到着。
山に囲まれたとても静かで空気のおいしいところにありました。
時間は正午を過ぎてお昼時ではないのに、団体さんで大賑わい。
ズズーっと旨そうな音を立てて蕎麦を食べている姿を見て僕のお腹の虫が黙っていない・・
注文したのはもちろん高遠そば。
念願のお蕎麦がやっと食べられます。
高遠そばは、焼き味噌を薄めの出汁に溶いていただくお蕎麦
まずサービスされたのは薄めの出汁と焼き味噌、薬味です。
蕎麦が来るまでに焼き味噌を出汁で溶かして薬味を入れ、自分好みのつけ出汁を作ります。
田舎の味噌って甘みが強い印象を持っていましたが、高遠のお味噌は辛めでした。出汁も甘さ控えめでいい塩梅の辛汁に。
ますやさんで食べられる蕎麦は、玄、抜き、いなかの3種類。
すべて信州産玄そばを使用していて「玄」と「田舎」は高遠産、「抜き」は八ヶ岳山麓産だそうです。この日、残念ながら抜きが売り切れとのことだったので、玄と田舎の2種類をいただきます。
まずは玄。
透明度の高い蕎麦に細かいホシが飛んで、黒っぽいけど涼しげ。
ぷりぷりシコシコの食感が心地よく、味噌だれに程よく絡む。
出汁にくぐらせると蕎麦の香りを感じなくなるので、蕎麦だけ食べて合間に出汁を含みました。
次に田舎。
田舎といっても黒っぽいわけじゃなく、丸抜きを使った粗挽き蕎麦。
太打ちの噛み応えのある蕎麦は甘みがあり、ソバ粒の加減もいかにも粗挽きといった食感で、つるつるとは食べられませんが、蕎麦を食べているぞ!という満足感の高い一枚でした。
最後は味噌出汁をそば湯で溶いていただきました。
ちょっと懐かしい味噌汁のようで何かのスープみたいな感じ。お腹も温まってほっこりしてお店を後にしました。
ごちそうさまでした。
[9月24日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:晴れ
石臼工場内室温:22℃
石臼工場内湿度:44%
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