冷たいおろしそばも美味いけど雪降る寒い日は、茸ダシのつけ蕎麦と焼きアナゴに福井のお酒で温まります。

おはようございます!

北陸福井は昨夜から一気に気温が下がり、今朝は10cmほど雪が積もりました。
福井に降る雪は”水雪”と言って水分を多く含んだ雪なので、重くどっしりとしていて少し溶けるとカチカチの氷状になってしまう為、雪かきが大変なんですが、今朝は気温が氷点下にまで下がっているせいかふわふわのパウダースノーでした。

今年は雪がほとんど降っていないので普段の生活は楽ではありますが、いつも降っているものがほとんど降っていないことによる今後の異常気象に関して不安があります。雪が降らない、日照時間が短い、雨が降らない、気温が下がらないなど季節ごとにいつもと違う何らかの変化があると、後々、集中豪雨や高温障害などが発生するケースが多いですよね。

日本で一番四季がはっきりしているのは北陸だという話も良く聞きます。確かに季節ごとにメリハリがあって北陸に暮らす僕たちにしてみれば、四季を感じる楽しみは子供のころからあったかもしれません。でも、そのメリハリも年々その境目が分からなくなってきているように感じます。

気候が不安定だと当然、農作物に影響します。
今年のソバはどうなるだろう・・昨年があまりにも不作で作柄も良いとは言えない出来だったので、今年のソバ期待しています。

さて、こう寒くなると温かいお蕎麦が本当に美味しくなります。
福井では寒い日でも冷たいおろしそばを食べる場合が多いのですが(僕も以前まではそうでした)、最近は温かいお蕎麦の美味しさが分かってきたのか、よく食べるようになりました。

昨晩は焼きアナゴの頭と鰹でとった出汁に焼きネギと福井のまいたけを加えた温かい出汁で食べるつけ蕎麦にしてみました。薬味は辛味のある赤大根。口直しにはほうれん草の含め煮と紅芯大根の塩もみ。

冷たいおろしそばも美味いけど雪降る寒い日は、茸ダシのつけ蕎麦と焼きアナゴに福井のお酒で温まります。

そば粉は【吉峰】抜粗挽きそば粉を使いました。
粗挽きだし、この時期は乾燥することもあって加水率を高めに打ちましたが、切り終えてから食べるまでに時間が経ってしまい、その間に蕎麦の水分が抜けてしまって茹で上げたら切れ切れになってしまったのがちょっと残念でした。

でも美味しかったー
焼きアナゴの頭ってものすごい良いダシがでるんですよ。一本筋の通ったかつおダシに香ばしさと独特の風味がでます。そこに茸とネギの旨みが入ってたまんないです。

お酒も人肌程度に温めて余韻を楽しみました。
美味しいお蕎麦と美味しい日本酒がある福井県は最高に良い所です。

[2月5日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:雪
石臼工場内室温:-1℃
石臼工場内湿度:68%
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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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