名人手打ちの完熟そばをおろしと鴨南蛮で楽しみ、季節の純米酒で合わせる幸せな組み合わせでした。

こんばんは!
18時を回るとお腹の虫がざわつきますが、そんな時にこんな記事を書くと喋り出すどころかぐうぐうと唄い出します。今夜もお蕎麦が食べたい・・

昨夜のメニューはシンプルではあるものの、手間暇かかった贅沢なものでした。
先日のそば打ち会でいただいた安久名人の手打ち蕎麦麻生伝兵衛さんの紅芯大根と合鴨を使って作った、冷たいおろしそばと鴨南蛮そばです。これに常山さんの純米酒を合わせました。

名人手打ちの完熟そばをおろしと鴨南蛮で楽しみ、季節の純米酒で合わせる幸せな組み合わせでした。

出汁はサバ、アジ、かつお節でとったものに永平寺の甘めの醤油、越前塩、お酒でやや辛汁に仕立てたら、一つは冷ましておろしそば用の出汁。紅芯大根は甘いので辛めの出汁によく合ってそばの甘さを際立たせてくれます。蕎麦の色に大根の赤が際立ってキレイですよね。

もう一つは鍋のまま鴨肉とほうれん草、黒コショウをアクセント。
麻王さんのほうれん草は変な苦みやエグ味が無くて生でむしゃむしゃ食べられるんですが、火を通すと甘みが出て鴨汁に深みが出ます。

この日は蕎麦と日本酒だけの食卓。
多少、栄養が偏ってもいいじゃないか今夜くらいは。

土間でキンキンに冷えたお酒を室温でちょっとだけ温度を上げた頃が一番飲みごろで、蕎麦、野菜、鴨、出汁、すべての味を常山さんのひとつ火は上手に引き立てて、後味引く余韻を残してくれます。

最後の一滴まで楽しんでしやわせな食卓でした。
ごちそうさまでした。

[1月28日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:晴れ
石臼工場内室温:4℃
石臼工場内湿度:55%
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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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