おはようございます。
北陸福井は放射冷却により氷点下まで気温が下がり、凍える様な寒さとなっております。
幸い雪が無く空も明るいので車の運転は問題ありませんが、これから本格的な雪が降りそうな予感がします。本日もよろしくお願いします。
先日、福井のお取引先様に「牛丼チェーンの吉野家に十割蕎麦を出す店舗があって、その蕎麦が悪くないんだよ」って言われた一言がずっと気になったのでどこにあるのか調べてみたんです。もちろん北陸にはないんですが、関西圏にはそこそこ数があり巨大モールに結構入ってる感じでした。
これは行ってみないとと思い、正月休みに妻の実家に行ったついでに伊丹のショッピングモールにあるそば処吉野家に行ってきました。新春初売り全開だったので、まずモールに到着するまでに通常の2倍以上の時間がかかり、中に入っても大変な混みようでした。当然、飲食コーナーも満席でとても座れる状況ではありません。
何とか注文するところまで行き付いて、せっかくなので冷たい笊そばと温かい温そばを注文。
吉野家の十割そばはどのように提供されるのか興味津々・・
まず、あらかじめ加水して団子にしてあるそば玉を冷蔵庫から取り出し、韓国冷麺を作る際に使われるような圧力式製麺機にセット。レバーを引くと圧がかかり下からにゅるーっと麺が押し出されます。適当なタイミングでスタッフが麺をカットしたら、すぐ下の沸き上がった釜に直接入るという流れです。茹で時間は30秒~40秒くらいだったかなと思います。
サッと冷水で〆て笊に盛られます。
まずは冷そばから。
よく見ると切り幅の違う麺(押し出し式なので切り幅っていう表現はおかしいですが)が2種類混じっています。これによってツルツル感とモチモチの噛み応えを生んでいます。太麺細麺があるのに茹で時間は同じなので、太い麺が若干粉っぽかったですが、蕎麦の味もするし色味も上々。言われた通り確かに悪くないんです。
そして温そば。
申し訳ない程度のネギとワカメも嫌いじゃないです。
ネチャネチャと歯にくっつく歯抜かり感が気になりましたが、ダシはそれなりに美味しいし、価格を考えるとコスパの高い商品だなと感じました。
そば屋の蕎麦とは根本的に違いますので、これは蕎麦じゃないという方もいると思います。
でも、個人的には楽しめましたし、これはこれで満足できる一杯だと思いました。
新年、1発目の年明け蕎麦にはちょうどいいかな。
[2014年1月7日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:5℃
石臼工場内湿度:62%
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