おはようございます!
今月17日の日本経済新聞にそば打ちのポイントは「水回し」だという内容や素人そば打ち段位認定制度の紹介、世界のそば料理についての記事が掲載されていました。
福井でも11月初旬からようやく新そばが出回るようになり、県内産地でもたくさんのそば打ちイベントが開催されています。
そば打ちのプロやそば打ち名人の技を間近に見る機会が多いこの時期、自分で蕎麦を打つことが出来たら・・と思われる方、またはそば打ちを始められる方も多いと思います。
そば打ちはやればやるほどうまくいかないという人もいるように、一筋縄ではいかない難しさがある分、イメージ通り、それ以上の蕎麦に打ち上げることが出来た時の達成感は格別です。何事も継続なしでは上達はありません。
先日、開催されたふくいそばまつりの目玉である全日本素人そば打ち名人大会で名人になった方のお話では、最低でも週1回は打たないと打ちながら覚えたり感じた技術は上達しない。また名人になった年は、年間300回くらい打っていたそうです。すごいですね。
そば打ちをこれから始めてみようと思っている方は、まずはお近くのそば打ち教室や体験場などで実際に打ち方を体験し、基本的な打ち方を教わってください。本や動画などを見ながらいきなり自己流で初めると変な癖や考え方がついてしまって苦労します。基本ができてこその応用です。また、覚えた打ち方はすぐに復習して体得しないと元に戻ってしまいますので、そういう意味では最低でも週一回そば打ちした方がいいんでしょうね。
記事の下段には「世界のそば料理」として、そばの色々な食べられ方が紹介されていました。
ロシアではそばの実のおかゆ、フランスでは発祥と言われているガレット(そば粉のクレープ)、ネパールではパンケーキ。
日本ではそば粉にしてそば切りや蕎麦掻で食べられていますが、麺で食べるのは日本とアジアの一部、ヨーロッパのパスタ文化があるところくらいで、ほとんどの国ではソバは穀物同様に使用されているようです。
以前、ペルーの友人に南米ではソバが栽培されているのか?また食べる文化があるのか?と聞いてみたら、栽培もされているし、実際に食べられてもいるそうです。ただ食べ方が違って、南米では芋が主食で何百種類と言う芋や豆類があり、お米などの穀物も豊富な土地柄、そばも一つの穀物として消費されているとのことでした。麺で食べることはなく、芋や豆類と一緒にそばも加えてスープにしたり、肉類の中に詰めたりして食べるんだそうです。
ソバは冷えた畑でも育つところから「貧乏人の食べるものだ」という考え方は日本にも残っていますが、中国在住の知人の話ではアジア全般でもそのような考えが強くあるそうで、ソバを食べるのは現地に住む日本人くらいだそうです。
豊富なミネラルを含んだ地下水、美味しいそばを作るために2年かけて作られる土壌、昼夜の寒暖差が大きい気象条件、品種、そば栽培に豊富な知識と経験を持った生産者が揃う福井県で育てられる「福井在来種」のそばが、いつか痩せた土地でも育つ穀物というイメージを払拭して「世界に誇れる日本の福井のソバ」として、本当に美味しいそばを世界にも知ってもらえたらいいなーと感じた日でした。
それでは今日も1日頑張りましょう!
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※早刈りそばは、12月末までの限定販売となります。お早目にご注文ください。
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■年内のご注文についてお願い申し上げます。
年末年始のご注文は、2012年12月15日(土)午前中 にて締め切らせていただきます。
それ以降のご注文は、新年2013年1月10日(木)の出荷分より受付させていただきます。
※15日以前のご注文でも年末年始のお届け指定は可能ですが、製造に限度がある為、ご注文順に締め切らせていただきます。
弊社は、石臼製粉をメインで行っております。
石臼で1日に製粉できる量はごく限られており、12月後半は弊社得意先への製造に集中するため、12月15日をもって末吉の越前蕎麦粉オンラインショップからの個人様の受付を締め切らせていただいております。年末年始にご入用のそば粉はお早めにご注文ください。
いつもと変わらない美味しいそば粉を大切なお客様へお届けしたいと思っております。
どうぞご協力いただきますようお願い申し上げます。
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[11月28日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り新そば)、丸岡町産(早刈り新そば)
天気:晴れ
石臼工場内室温:10℃
石臼工場内湿度:50%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ。
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