クレープリー・オネット[Honnete(金沢市菊川)] では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

おはようございます。
この冬は暖かく、福井市内に雪がありません。
雪があると雪かきにうんざりしますが、全く無いと寂しいものです。雪国らしく一回くらい真っ白の雪化粧が見たいものです。

北陸にはガレット(そば粉で作るクレープ)が食べられるお店があまりなく認知度もそれほど高くはないのですが、金沢市中心部から歩いて10分ほどの大通り沿いに本格的なガレットが味わえるお店があります。

クレープリー オネット(Honnete):金沢市菊川町

金沢市菊川のオネット (Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

昔、フレンチ料理店だったという赤レンガの店舗を改装したお店はこじんまりしながらも開放的で、2階の大きな窓から外の穏やかな景色が楽しめます。お昼を過ぎた時間にもかかわらずカウンター以外満席状態。
東京のフレンチレストランで修業を積んだという能登出身のシェフが気軽にガレットやフレンチを楽しんでほしいとの思いから2015年5月にこのお店をオープンしたそうです。

実はこのお店がある場所は僕が学生時代と社会人を過ごした第2の故郷で、目をつぶってでも歩き回れるくらい町の隅々に思い出があり、今でもこのあたりのご近所さんとは親交があります。

金沢市菊川のオネット (Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

昼はガレットメインのランチが中心で、夜は小皿で楽しめるフレンチ料理とシードルを始めとするお酒が楽しめるとあって、お店の宣伝は一切行っていないにも関わらず口コミで広がり、近隣住民はもちろん、繁華街から歩いてくるお客さんもいて昼夜で賑わっているとシェフの北方さん。

リーズナブルな価格設定とは裏腹にガレットに使っている素材は厳選されたもので、3種類のチーズは贅沢に通常のガレットの2倍つかって焼くそうです。
・フランス西海岸ブルターニュ地方のゲランド塩田と奥能登の揚げ浜塩田の塩
・福井県産有機無農薬栽培の石臼挽きそば粉
・ゴーダチーズ・レッドチェダーチーズ・グリュエイチーズ

金沢市菊川のオネット (Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

ガレットランチのセットメニューは4種類から選べます。
・Aset  950円(お好きなガレット+ソフトドリンク)
・Bset 1,350円(お好きなガレット+デザート盛り合わせ+ソフトドリンク)
・Cset 1,450円(お好きなガレット+デザート盛り合わせ+シードルオーガニック)
・Dset 1,600円(お好きなガレット+シードルオーガニック+デザート盛り合わせ+食後のソフトドリンク)

金沢市菊川のオネット(Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

この日のガレットは以下の4種類。
・プルコギとニラのピリ辛マヨネーズ
・エビのフリッターとアボカドのバジルとレモン香るサラダ仕立て
・3種のきのこのガーリックソテーとベーコン
・日替わりgalette(生ハムのガレット)

ガレットが来るまでノンアルコールのシードルをいただきながら、金沢の穏やかな街並みと車の行きかいを見てまったりするこの時間がたまらなく大好きです。

金沢市菊川のオネット (Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

■エビのフリッターとアボカドのバジルとレモン香るサラダ仕立て
金沢市菊川のオネット (Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

外側カリカリ、中はもっちりとした香ばしいガレットにサクッと軽いエビのフリットとレモンの香りが最高で昼間からワインが飲みたくなります。野菜もしっかりと水切りされてあるのでガレットが水っぽくならずに最後まで美味しくいただけます。

■3種のきのこのガーリックソテーとベーコン
金沢市菊川のオネット (Honnete) では、オーガニックの福井県産そば粉を使った本格的なガレットが食べられる。

卵の火の通し方がいいですね。
サラダ仕立てとは違うガレットの包み方も食欲がわきますし、大雑把に見えるベーコンの盛り付けも見た目にインパクトがあってよかったです。

それにしても自分にとって馴染のある地域でこういったお店ができるっていうのはとても嬉しい事です。僕が金沢にいたころにあったら毎晩、入り浸っていたんだろうなーと思うと、今ここに住んでいる人たちが本当に羨ましいです。また一つ金沢が好きになりました。

ガレットとは?

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ブルトン・ガレット(ブルターニュ風ガレット)は、ブルターニュ地方で食べられているガレットである。ブルトン語では「クランプーズ(Krampouz)」といい、語源的にはゲール文化との関わりが指摘される。フランス北西部、ブルターニュ地方は雨が多く、小麦の育成には不向きな土壌であり、痩せた土地であった。ここに中国原産のソバがイスラム諸国を経由して十字軍の持参により植えられると、充分に育つ作物として認められるようになる。貧しい農民や労働者は、近代の初めまでソバを利用したポリッジやガレットを主食とした。 伝統的なガレットは食事用の塩味だったが、現在は種類も豊富になっている。家庭以外でも、専門店や屋台で買って食べられることも多い。

そば粉・水・塩などを混ぜて寝かせた生地を熱した平鍋またはガレット調理専用の鉄板に注ぎ、こてで薄い円形に伸ばし、正方形に折りたたんで完成となる。クレープと異なり片面だけを焼き、生ハムなどの肉類、魚介類、おろしたグリュイエールやゴーダなどのチーズ、鶏卵、サラダなどで飾って提供する。卵は、焼いている途中のガレットの上に割り込み、目玉焼きのようにして火を通す。熱いソーセージをガレットで巻いて提供することもある。中央にエメンタールチーズ、生ハム、卵を置いたものは『ガレット・コンプレット』(galette complète)と呼ばれる。
クレープ・シュゼットのように、ジャムやバター、リキュールで甘く味付けし、デザートとされることもある。
※Wikipediaより引用
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[クレープリー オネット(Honnete)]
石川県金沢市菊川2-25-12 第二コーワビル 2F
TEL:076-255-3256
水曜定休
昼 11:00~15:00(ガレット)
夜 18:00~23:00(一品フレンチ&ガレット)

[1月18日(月)]
天気:雨
石臼工場内室温:8℃
石臼工場内湿度:70%
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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: そばガレット、クレープ、そば粉の料理 タグ: パーマリンク