おはようございます!
どうも目覚めの悪い朝になりました。
眠る体勢が悪いのか眠り自体の質が悪いのか、すっきりしない。今夜はなるべく早く寝て明日は早起きしましょうかね。今日もよろしくお願いします。
2014年2月22日(土)の福井新聞【経済欄】に福井県産そば不作に関して掲載されました。
記事内容
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福井県内の13年産ソバが不作
13年度収穫量、前年の4割強 農家や製粉業者 悲鳴
福井県内の2013年産ソバの収穫量が、前年産の半分以下に落ち込む不作となった。農家や製粉業者からは悲鳴が聞かれている。一方、もともと天候に左右されやすい作物だけに、県内のそば店は年間契約などで量の確保に努めており、影響は限定的だ。
農林水産省の統計によると、2013年の県内のソバ作付面積は前年比5%減の3850ヘクタールで、全国4位の広さ。一方、収穫量は924トンで同57%減となった。全国の収穫量は同26%減で、地域別に見ると、九州が同21%増だったのに対し、主産地の北海道は同23%減、北陸は同50%減となっている。
不作の理由について、JA県経済連の担当者は「夏の長雨が主な要因」と解説する。県内では、ソバは旧盆過ぎに種をまくが、昨年は8月下旬以降に雨が続き生育が悪くなったとみられる。9月に入ってからも雨の日が多く、記録的大雨をもたらした台風18号も追い打ちをかけた。
福井市の農事組合法人の代表は「収穫量が少なすぎて、今年分の種を残したらほとんど出荷できない状態。ソバは天候に左右されやすい作物であるのは分かっているが…」と肩を落とす。種まき直後、秋雨前線の活動やや台風被害に遭い、不作になる年があることは技術的にも避けられないという。
製粉業界もダメージは大きい。県玄そば振興協議会長を務める加賀龍夫・カガセイフン社長は「量こそ何とか確保したが、仕入れ値は1.5倍になった。販売価格に転嫁するのも難しい」と打ち明ける。近年人気の早刈りソバは、県内外の顧客へ安定して届けるため、外部倉庫を借りて1年分の量を自社で抱えている。
一方、県産100%の認証を受けるそば店の多くは「年間契約で必要量を確保してあり、影響は限定的」と強調する。南越前町のある店舗は「製麺して販売する分の新規契約は断る必要があるが、残りは問題ない」と話した。
加賀会長によると「県内で消費される県産そば粉は、6千俵(270トン)以内と言われている」という。県内店舗で品薄感は出ないのではないかという見方だ。
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【取材ノート】県外顧客も大切に
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県産ソバが不作だと言われる中で「供給不足はほとんどない」と県内そば店主が冷静なのは、早めの年間契約という”保険”が機能した結果だ。ある店主は「ソバは香りが命で、産地を変えるとすぐ見抜かれる」と話す。店側が必要なのは原材料を確保するのは当然だ。
カガセイフンの加賀社長は「福井のソバは品質が良く、県外での評価が高い。ソバどころとして有名な長野県からも引き合いは多い」と言う。別の製粉業者は「県内で供給不足が起こらないのであれば、それだけ県外の人が福井のソバを食べる機会が減ることになる」と指摘する。農家や製粉業者は、県内同様に県外の顧客を大切にする姿勢も求められている。
政府は、農業の競争力を強化しようと改革を進めている。産地としての自活を進めるため、豊作や不作の波をカバーする「ブランド力強化」をこれまで以上に考える必要があると感じる。
[2月25日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:2℃
石臼工場内湿度:47%
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