おはようございます!
今朝の福井市は久しぶりの曇り空。気温は高いけど、暑くないって素晴らしい!
今日は気持ちよくお仕事できそうです。
さて、今年も越前そば粉屋6代目の加賀健太郎が福井県内のそば産地を巡って、生育状況や日々の出来事などを織り交ぜながら収穫されるまで様子をお伝えしていきます。今年の福井県産新そばもお楽しみに!
2013年度の一発目の福井そば畑レポートは福井県内主要産地の大野市です。
大野市は山間に囲まれた自然豊かな土地と、山々から運ばれるミネラルたっぷりの地下水が豊富に流れており、御清水(おしょうず)と呼ばれる湧水は日本名水100選にも選ばれています。また、昼夜の寒暖差が大きいので、日が照る時間は作物が育ち、夜になると気温が低くなるので作物は養分を内に溜めこみます。その為、小粒ながら味の濃いソバが育ちます。
ちょうどお盆の頃に播種(はしゅ:種まき)された種そばが芽を出し、3㎝ほどの二葉に成長しています。山々に囲まれた景色と収穫を待つお米、そばのコントラストがとても綺麗ですよね。
こちらは播種したばかりの畑。芽が出るのはこれからってところでしょう。
日差しが強いので土の表面があっという間に乾いてしまいます。発芽して出た芽も日差しによって一部よれている畑もありました。
水は適度に与えないといけないのですが、水はけが悪いと根が悪くなってしまう為、その辺りのバランスが難しいところです。
僕は生産者じゃないので、農家さんから教えていただきながらソバ栽培の知識を蓄えていますが、実際に栽培するのは天気や自然、虫との戦いですから本当に大変だと思います。だからこそ丹精込めて作られたソバを一粒とも無駄にせず、玄そばの品質をそのままそば粉へ伝わるよう心がけて挽いています。
今、石垣島南部に台風が発生していますが、いよいよこの季節が来たなと感じています。
福井のソバ栽培時期と台風はセットみたいなところがあって、今まで何度も台風の被害に遭ってきましたし全滅になったこともあります。農家さんも私どももソバの状況が心配で眠れない日々が始まります。
今年も良いソバが育ちますよう。
また、香り高いそば粉がお届けできますよう。
そして、美味しい蕎麦をみなさまに食べていただけますように願っております。
2013年の福井そば畑レポート、短い期間ですがどうぞお楽しみに。
[8月20日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:曇り
石臼工場内室温:25℃
石臼工場内湿度:67%
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