【2013年 福井そば畑レポート】山々に囲まれた土壌と大本山永平寺を流れる水で育つ永平寺在来種のそば畑は、播種が終わり芽が出ています。

おはようございます!

北陸ふくいはお盆が過ぎて、ようやく厳しい暑さが和らいできました。
それと同時に播種(はしゅ)と呼ばれるソバの種まきが一斉に始まり、少しずつ芽が出てきています。
これから成長していくにつれ、北陸は台風の心配がでてきますが、良いソバが収穫できるよう心から願っております。

昨日に引き続き、今日は永平寺町のそば畑です。
永平寺町は、ご存じ曹洞宗大本山永平寺の麓にあります。
山間に囲まれた自然豊かな土地と、山々から運ばれるミネラルたっぷりの水が豊富に流れており、また早朝には霧が立ち込めるほど昼夜の寒暖差が大きいので、日が照る時間は作物が育ち、夜になり気温が低くなると養分を内に溜めこみます。その為、小粒ながら味の濃い小粒のソバが育ちます。

【2013年 福井そば畑レポート】山々に囲まれた土壌と大本山永平寺を流れる水で育つ永平寺在来種のそば畑は、播種が終わり芽が出ています。

永平寺町内で作られる農作物は地元で消費できる量を生産する為、基本的に地産地消です。福井県内に出回ることもあまりなく、直売所や地元永平寺町のスーパーで手に入るくらいです。ソバも例外ではなく収穫量が多くないので、私たちは永平寺町の信頼できる農家さんから毎年、収穫できた分から納得のいく品質の玄そばを仕入れております。

【2013年 福井そば畑レポート】山々に囲まれた土壌と大本山永平寺を流れる水で育つ永平寺在来種のそば畑は、播種が終わり芽が出ています。

永平寺在来のそばは、実をしっかりと熟させてから収穫し、その後低温倉庫で3カ月ほど追熟させた1月~3月頃が最も味が良く、皮ごと石臼で挽くと香ばしくナッツの香りにも似た独特の匂いが立つので根強いファンがいます。華やかな香りと上品な甘さが特徴の丸岡町産の早刈りそばとは対極にあるので、両者とも好き嫌いがはっきり分かれる産地でもあります。

永平寺町の今年のソバも楽しみですね。

[8月21日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:晴れ
石臼工場内室温:24℃
石臼工場内湿度:68%
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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: 福井県内に育つそばの様子 タグ: パーマリンク