最高の越前そば粉を挽くための肝心要である目取りを行う職人を紹介します。

おはようございます。

今日も蒸し暑くなりそうな日差しと雨雲が広がっています。
この時期は福井市の花・紫陽花が街中を彩ってくれるので、曇り空でも気持ちは晴れやかになります。

本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は、18時30まで元気に営業しております。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

石臼の目立てをしているのは、5代目:加賀龍夫です。

カガセイフンにあるすべての石臼の目立てを行います。
この石臼で80kgほどの重さがあるので、扱いをおろそかにすると大変なことになります。
石臼の移動も大変です。

僕も少しはやりますが、石臼一つ一つの目が違うので全部というわけにはいきません。
まだまだ地道な経験の連続です。

この「ちょうな」という道具を使って丁寧に目を起こしていくのですが、大きさ、重さ、刃の角度など包丁みたいに種類があります。そして、挽くそば粉、使用する実の大きさなどによって石臼の目の深さを上下合わせないといけないので、各ちょうなを使い分けて微妙に調整していきます。

一つの石臼の目立てを行うには早くても1時間~2時間かかりますので、集中力を切らずに上下一組の作業をし終えるころには日が暮れてしまいます。でも、一打ち一打ち美味しいそば粉が挽けるようにと手に心を込めて作業しています。

今日も美味しいそば粉が挽けそうな気がします。

[6月29日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産
天気:曇り時々晴れ
石臼工場内室温:22℃
石臼工場内湿度:77%

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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: そば粉を挽くための石臼や道具, 粉奈屋六代目の足あと タグ: パーマリンク