富山市の組子らんま製造販売を行うタニハタさんと、鮨蒲鉾製造販売の河内屋さんに行きました。

おはようございます。

今日は工場でパンフレットの撮影会を行っています。
詳しいことはこのブログで改めてお伝えしようと思っておりますが、職人の目線で普段僕たちが作業しているような風景をそのまま詰め込んでいただく予定です。

でも、カメラを向けられるといささか緊張して自然な表情が出ないものですね。
顔がこわばっておかしな写り方になってなければいいんですけど。

福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフンは本日休業日、オンラインショップ:末吉製粉は元気に営業しております。

昨日、一日お休みをもらって富山の二社へ見学に行ってきました。

まずは、富山市のらんま製造販売を行う、タニハタさん

社長の谷端さんはとても熱く、らんまの事なら何でもどうぞ!という自信に満ち溢れれた風格を感じます。

谷端さん自ら、作業工程や組子の技術を説明してくださいました。

職人は一切喋らない。
黙々と作業に集中していますが、最近では、お客様の要望を形にするため、電話の応答を職人にも担当させるようにしているそうです。電話応答に慣れていない職人さんの為に定期的に電話応答の勉強会を行っているそうです。

組子スクリーンの1例です。
細かく緻密な作業による芸術品です。

家の引き戸をこの建具に交換するだけで、雰囲気はガラッと変わると谷端さんは言います。
注文は一軒家よりもマンションの方が多く、特に関東圏の高層マンションに住んでいる方々に人気があるそうです。

こちらは彫刻らんま。
間近で見たことはあまりなかったのですが、「これはすごい!」と組子とは違う繊細さを感じました。

昔はその家の品格や財力を表す一つの重要な部分だったらんまが、家の洋風化にともなって需要が減った。そこで、立て掛け式のスクリーンを開発しホームセンターに売り込んだところ、見事成功!

このころ新社屋が建ち、これからという時に中国産の類似品が出回り、取引が”0”に。

そこで、組子建具に特化した商品を提案。
県内外を問わず、海外企業から声がかかるようにまでなった。

これまでの歩みは決して簡単なものではなく、背水の陣という状況を何度も経験したからこそ頑張れた、前に進めたとおっしゃっていました。

とても貴重なお話、ありがとうございました!

さて、次は魚津市のかまぼこ製造販売の河内屋さんへ向かいました。

河内さんとは以前、金沢で行われた北陸ネットショップコンテストでお会いしたことがあり、富山に来た際には一度、ご挨拶をと思っていました。

魚津駅の斜め前にひときわ目立つお店が河内屋さんです。

富山はかまぼこと昆布の需要が全国1位だというのはなんとなく知っていましたが、びっくりするくらいのかまぼこの種類がありました。鮨蒲鉾という目玉商品の他に、定番のかまぼこ、富山の食材を数多く取り扱っていらっしゃいます。

「かまぼこ」というライバルサイトが数多く存在する中で差別化を図るには、絶対的な商品力、食材へのこだわり、季節感が大切。そして、実店舗があってインターネットがあるという2つで1つという考え方に共感しました。

弊社も同じ北陸で同じように食品を取り扱っていますが、富山の食文化の違いにまず驚き、お客様の買い方・お客様への売り方の違いに感動しました。

河内さま、突然の訪問にもかかわらず、たくさんのお話をありがとうございました。

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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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