【翠晶(新商品:仮称)】 抜粗挽き蕎麦粉の試し打ちです。

最近は粗挽き粉ばかり打っていますが、粒子が粗いと水がなかなか回っていかないので、ついつい多加水になりがちです。

今回はちょっと水加減多かったですね。

少し柔らかくなってしまったので延びまくります。

2手3手で早くも厚みが決まりました。

今日は少し厚めにして粗挽きの食感とホシの具合を見ようと思います。

多加水のせいもあるでしょうが、挽きたてだと割れが少なくてキレイに打てるので自分のお粗末な腕を過信してしまいそうです。

麺帯を麺棒に巻きつけてのすことがまだうまくできないので、今日は九一の700gで台に収まる大きさの量を打ちました。

前々から新商品として研究している抜き粗挽き粉ですが、なかなかイメージ通りの粉がとれず、試行錯誤の連続でした。でも、今回挽いてみた粉の塩梅が今までで一番良く、茹であがりの状態も透明感があって粗挽きのイメージに近いものだったので、まだ試行錯誤の余地はありますが販売に向けて前進したような気がしました。

【翠晶(新商品:仮称)】 は、【吉峰】抜粗挽き蕎麦粉に名称が決まりました。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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