おろしそば “愛”

昨日に続いて今朝もやや涼しい朝を迎えましたが、昼間になるとうだるような厚さ。
まさに残暑ですね。お見舞い申し上げます。

全国ニュースでは今年の夏は歴代の平均値で一番暑かったとか。
一日中、朝から夜中まで30度を超えていた県もあったそうですね。
そういえば、僕も寝る間にエアコンと扇風機が離せなかったように感じます。

昨日、朝日新聞の記者さんが「北陸3県の100年以上続く企業」という企画で、弊社まで取材に来られました。

何故だかは分かりませんが僕が見てきた限り、新聞や雑誌の記者さんは男女問わずかなりの蕎麦好きです。しかも県外出身者は特に福井へきて「おろしそば」の魅力にとり憑かれてしまうようですね。
取材中に本当に楽しそうに嬉しそうに「おろしそば」の話や「おろしそば」にハマったエピソードを話してくれるので、途中で取材がどんどん逸れていくような感じになります。

そば打ちの実演は福井のおそば屋さんを始め、県内のイベント事などで頻繁に目にすることができますが、石臼で粉を挽く工程はなかなか公で見ることができないので、数十台の石臼を前にみなさん声を上げて感動されます。

今の時代は昔からの大切な技術や文化を目の当たりで感じることがなかなか難しいのかも知れません。生まれたての頃から、素朴な粉挽き文化を続ける環境の中で、現物を見て育ってきた自分は本当に貴重な経験を知らず内からしてきたんだと、そして、後世にこの文化を残していきたいと感じました。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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