開店早々、年配のお客様がいらっしゃいました。
母親が粉を仕上げている間、時間つぶし程度におしゃべり。
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「今日は珍しくポカポカですね。」
「こんな朝早く来られるなんて、何かの集いですか?」
>>>「食べたくなったから来た。」
「今日のお昼はお蕎麦食べようと思って!」
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僕なら、「さぁ、今からそば打ちするぞ!」というような
気合いを入れないと、なかなか手が進まないところがあるけれど
その方は、生活の一部に趣味のそば打ちが自然に存在していて、
スローなリズムがとても素敵なオジサマでした。
まったりとした会話を程よく楽しんだ頃に、そば粉が仕上がり
にこりとしながらお店を後にしました。
(今からの時間の楽しみ方を創造してるのかなぁ。)
「(自分の打った蕎麦を)お昼に食べたくなって!」
なんて、いずれ言ってみたい言葉だなぁ・・・と
つくづく思う一日の始まりです。