おはようございます!
さらさらとした雪が舞う寒い朝を迎えました。福井市内の積雪は5㎝ほどでしょうか。
今晩、さらに積もりそうな予感です。
カガセイフンは、創業136年を迎えました。
次の世代に向け、創業当時の想いというのもを原点にし、石臼に向き合い、今年も皆様に「美味しい!」と笑顔になっていただけるそば粉をづくりを目指して、気持ちを高く頑張っていきます。
本年も良い1年でありますように。カガセイフンのスタッフ員一同、そば粉挽きに励んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、気持ちを新たに決意したからには、美味しい蕎麦をお召し上がりいただくために結果を残さないといけませんので、新年最初のキャンペーンとして、今週から今が”旬”の完熟そば粉を送料無料でお届けしております。
福井のそばが美味しくなってくるのは1月~3月だと言われています。
それは「ソバの追熟」にあります。
福井は「早刈りそば」と「完熟そば」の2種類のそばを収穫しますが、青みと若々しい香りが特徴の「早刈りそば」に追熟はあまり期待できません。それは玄そばが熟していない早熟な状態で収穫を行うため、寝かせても青みや香りが失われるばかりで、味が良くなることがないからです。
以前、試験的に早刈りそばを1年間倉庫で寝かせてみたのですが、香りや色味が薄れ、味わいも弱くなっていました。早刈りそばの独特の風味はその時だけのもので、ほんの数週間だけの美味しさなのです。だから期間限定で獲れたてをお出しします。
対して「完熟そば」は実が熟した段階で刈り取り、低温定湿の倉庫で一定時間保管することで皮に包まれた実が果物のように少しずつ追熟します。早刈りそばのような薄緑色はありませんが、その分、香ばしい香りとそばの旨みが増した濃厚な味わいがあります。
この完熟そばの食べごろが、年明けから春先にかけての3ヵ月ほどの間、3月ごろまでと言われています。
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美味しいそば粉を挽くには、まず最良の玄そばを確保しないといけません。買い付けるときは実物を見極めて、色・形・ツヤ・味・風味を確かめます。入荷した玄そばは、買い付けた時の良い状態を維持するために、弊社にある低温低湿倉庫で入念に品質管理しています。
そばも石臼も生き物ですから、毎日同じそば粉には挽いてくれません。地味な仕事ですが、お客様に美味しいと言っていただけた時は、この上ない喜びです。
現在、山間部の【大野市産】と【永平寺町産】の完熟そばが入荷しておりますが、少しずつ違う県内産地の完熟そばを入荷する予定ですので順次、お知らせしてまいります。
ありがとうございます。
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[1月26日(土)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:雨
石臼工場内室温:6℃
石臼工場内湿度:46%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ。
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