今日は内装張りで断熱材が入ってきました。
今まで工場の断熱が不十分だったにも関わらず、何とか冷設機器で工場内を冷やして製粉していましたが、さすがに近年の40度を超えるような真夏の暑さになってしまってはどうしようもなく、夏場にいかに品質の良いそば粉をご提供できるかが最大の課題であり、ここ数年の悩みでもありました。内断熱+外壁にも光を反射し断熱効果のある塗料を塗る予定なので、これからは真夏の暑さでも室温を低温に維持しながら製粉することができます。
隙間なく断熱時を配置するため、一つ一つ手作業でカットしていきます。
断熱材って綿菓子のように軽くふわふわしているイメージがありましたが、実際には密度の高い昔のズシッとした布団みたいな感じで結構、重量があるんですね。
天井は防災関係や電気工事が終わった後に取り掛かるので、まずは壁面からカットされた断熱材を組み込んでいきます。
断熱材が入ったら上から石膏ボードを張り付けていきます。もうこれだけでいい感じに見えてテンション上がります。早く石臼を並べて挽き始めたい!
僕は日ごろから原料を吟味するところから始まり、挽き臼や挽き方など、お客様のご要望に精一杯、寄り添えるよう仕事をさせていただきながら、石臼ごとに異なる目立ても石と対話しながら必要に応じてやっております。
僕自身が職人気質だからなのか、畑違いの職人仕事を見るのが大好きです。工事が始まって早くも半月が経ったわけですが、解体から始まり、搬出、組み立て、電気配線、溶接などなど、いろいろな職人技を間近で見ることができるのは幸せの極みです。方向性は違えど建築業界の職人集団も素晴らしい!と感激しました。これからの職人技も近くで見ることができる幸せを噛みしめていきたいと思います。