おはようございます!
今日はあいにくの雨模様。
雨の日は収穫できないので、新そばの刈取りも今日は一旦、お休みな感じです。
今、収穫を行っているそばの圃場を順番に視察しているのですが、一部のエリアで葉に白いうどん粉がかかったように白くなる「うどん粉病」が発生していることに気が付きました。今までこういった症状は見られなかったので、どういう影響があるのか調べてみました。
うどん粉病は、「カビ」による病気!?
うどんこ病(うどんこびょう)は子嚢菌のウドンコカビ科の純活物寄生菌による植物病害の総称。ブドウ、麦類(コムギ、オオムギ)、野菜などの重要な病害である。葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる症状。(Wikipediaより引用)
初期段階は野菜の葉にうどん粉のような白色の病斑がポツポツと現れて最終的には葉全体に拡がり、そのまま放っておくと葉っぱの表面がどんどん白くなって、野菜の光合成を妨げてしまう事が原因で生育不良を起こす。最終的に果実がならなくなる。
発生するのは4~10月で発生温度は17℃~25℃と福井のそば栽培を行う日中の気温に該当します。今回は虫による交配時期や結実の頃には見られず、収穫直前でこういった症状がでてきたので、そばの品質への影響はないと思われます。おそらく、10月20日頃に一時的に気温が高くなったり、低くなったりした時に症状が現れたのではないかという推察に至りました。
ひょっとすると来年も同様にうどん粉病が発生するやもしれませんので、農家さんも対策を考えられることと思います。うどん粉病はソバだけにあらず果実や穀物にも出る症状ですし発生する期間も長いので、作物全般的に対策したいところです。
[10月28日(水)]
玄そば産地:福井県大野市産(早刈り品)、坂井市丸岡町産(早刈り品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:雨
石臼工場内室温:15℃
石臼工場内湿度:65%
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