おはようございます!
今朝の福井市は良く冷えております。雪が舞い散り空気が乾燥していますね。
インフルエンザがかなり流行してますので、十分お気を付けください。
昨日、信州伊那市高遠町、茅野市の信州八ヶ岳そば切りの会ご一同様が福井県の玄そば栽培、在来種、越前そばに関する研修の為、お越しになりました。
まずは丸岡在来種の早刈りそば栽培を行っている丸岡町の農家さんを訪ね、丸岡町のそば栽培について、土壌、環境、栽培方法、乾燥調整、行政とのつながり、苦労話、それから信州と福井の栽培の違いなど、短い時間でしたが、内容の濃いいろいろな情報交換ができました。
信州では主に信濃1号を栽培しており、それとは別に細かく在来品種を栽培しているそうですが、生産者が少ないことと、収量がなかなか上がらないため根付かない状態が続いているそうです。
福井で在来品種を栽培するに当たり、どのような工夫、自然災害時の対策、農家さん一人ひとりの意識など、聞いている僕もとても勉強になりましたし、改めて福井のそばを一粒たりとも無駄にできないなと気持ちを強くしました。
次に弊社にて福井県内産の玄そばや製粉工程をご覧いただき、産地や農家、土壌、気候による粒の違いや、お客様ごとに挽き分ける石臼、精選研磨、篩などの設備も見ていただきました。私の方からも補助的なお話もさせていただいたのですが、皆様があまりにも真剣に聞いてくださるので、言葉が詰まってしまって上手くお伝えできなかったのが悔やまれます。
夜は下馬のかくれ庵さんで宴会にご招待いただき、福井の食を楽しみながら信州のソバ文化についてとても興味深いお話をお聞きしました。
みなさんよく飲みよく笑います。本当に楽しいひと時でした。
〆はおろしそば。
福井らしくぶっかけで食べてくださいました。
八ヶ岳そば切りの会は少人数で組織されていてとてもフットワークが軽く、そば店主同士のつながりも深いとてもいい雰囲気の会だなと感じました。今はネット検索すれば必要以上の情報がすぐに手に入りますが、やはり実際に見て感じてくるのと画面上で間接的に知るのとでは大きな差があります。
みなさん本当にお忙しいのにこうして福井まで研修に来られる姿勢に得るものが多く、僕もそば粉屋同士だけでなく、農家さんやそば店さんたちとこういった研修旅行を重ねていきたいと感じました。
八ヶ岳蕎麦切りの会(高遠そば壱刻の山根様、勝山そば店の宮坂様、呉竹房の矢野様、長寿更科の野澤様)本当にありがとうございました!
[1月29日(木)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟品)、吉田郡永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:5℃
石臼工場内湿度:61%
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