年末年始にかけて、末吉の粉奈屋に新しい仲間が加わります。
加わりますというか、戻ってきます。
一度は現役を引退した石臼で、現在仕事をしている石臼の親にあたります。ですから、さかのぼること・・・
何年?・・・およそ15年前(工場移築前)、いぶし銀ですな。
その当時は清潔ブームが起こっていて、石臼製粉したそば粉の食の安全性に不安を抱くお客様が数多くいました。移築するとともに原料を清潔に且つ安全に製品化するため、石臼を若干減らし安全性を高める設備に力を入れました。全国的に安全性の高いロール製粉(機械挽き)工場が増えたのは、そういった原因も考えられます。
しかし現代の手打ち蕎麦ブームは、ご当地のそば処だけにあらず全国的に広がっています。加えて石臼製粉の安全性も見直され、いつしか絶対的な存在になってきました。
一度は引退した石臼ですが、もう一度復活させてより良いそば粉作りを始めてみようとの提案です。
15年のブランクがある石臼ですが、その間、現役当時よりもさらに石自身が寝かされ落ち着きのある風合いになっています。今は職人さんの手によって再起に向けて進んでいるところ。
この状況は、随時お知らせしますね。