末吉製粉の石臼紹介 vol.5

こんにちは。

昨晩は布団に入ると暑いけど、無いと肌寒い気温だったので、窓を全開にして布団にくるまって寝ました。
時折部屋に入ってくる涼しい風が気持ちよくて、ぐっすり眠れました。
今日は良いお天気なのですが、梅雨が近づいているからでしょうか、蒸し暑く感じます。

本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は、18時30まで元気に営業しております。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

久しぶりに石臼の紹介をしたいと思います。

今日は、【越前】福井県産 丸挽き越前そば粉を担当する石臼です。

この石臼は僕の祖父であり、末吉製粉の4代目でもある健治が後世に残してくれたものです。
当時の工場は街中に近い場所にあり、今よりずっと狭く昔ながらの設備でそば粉を挽いていました。

挽きぐるみのそば粉が挽けるようになったのは今の所在地に工場を移設し、そば専用の設備を導入してからのことで、昔は土や石、葉、茎などの夾雑物を取り除いたり、実を磨いてきれいにする精選・研磨の技術や脱皮加工が今ほど進んでいなかったので、玄そばを丸ごと皮付きのまま石臼で挽くということが衛生的に難しかったそうです。

そばをそば粉にする為には石臼で挽く前の精選・研磨がとても重要で、直接口に入るものだから、ここがしっかりできないといけません。夾雑物がなかなか除去できない場合は何度も精選機を通して、最後は人の目で除去していきます。

大きさ1尺5寸(約45㎝)、上臼の重さは約70kg、毎分18回転で【越前】丸挽きそば粉をじっくりと挽いていきます。

挽き上がったそば粉は、まず粉と皮とを大まかに篩い分けてから、徐々に細かい篩で分けてた後に、最後にもう一度、人の手で篩って仕上げています。機械設備は使いながらもすべての工程において、必ず私たちの手と目と耳がかかわっているので、1つ1つ、1袋1袋、1kg1kg、丁寧に心を込めて製粉しております。

これからの季節は冷たく冷えたお蕎麦が美味しくなってきます。

今週末の5月22日(日)には、今庄そば祭りが今庄365スキー場で行われます。南越前町では町上げての大きなイベントです。

昨年はお天気に恵まれず、大荒れの中で開催しましたが中止となってしまいました。
今年は高い青空の中で美味しいお蕎麦が食べたいです。

他にもいろんな催し物がありますので、ぜひお越しください。

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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: そば粉を挽くための石臼や道具, 石臼挽き越前そば粉工場の様子 タグ: パーマリンク