100年伝わる石臼と伝統の技を継承して、越前そば粉屋はもっと進化する!3つの新たな石臼で、挽きの可能性を挑戦。

おはようございます!
今日はすごい春風と弱黄砂でゴミ出ししてた時、強風で袋に入ったごみが散らばってエライことになりました。
花粉も一気に広がって、花粉症のない僕でも花がムズムズします。こういう気温や湿度が急激に変化する時が一番、体に堪えるので風邪予防をしっかりとなさってくださいね。

先週、弊社に新しく3台の石臼を設置しました。
新しい石臼2台と、約50年近く現役を退いていて、今回現役復帰した石臼です。
新しいと言っても石の水分と断層のゆがみを出すのに20年近く寝かせたもの。人間にとって20年というと成人する年齢ですが、石にとっては子供以下みたいなものです。
石臼は切り出してすぐには使わず、先々代が先代へ、先代が次代へと、代が変わった時に良い状態で使えるようにと残したものです。

100年伝わる石臼と伝統の技を継承して、越前そば粉屋はもっと進化する!3つの新たな石臼で、挽きの可能性を挑戦。

手前の石臼が100年以上使われていて、ここ50年ほど現役を退いていたものなんですが、僕の祖父の父もしくは、祖父の祖父の代の時に使っていたものだと思われます。寝かしの時間を考えると200年以上前に切り出されたものだと推測できます。

それにしてもこの石臼、良い肌してるでしょうー?
石がギュッと締まっていて、良い粉挽くんですよ本当に。

そば粉が挽けるこの音・・
肌の質感・・
手で表面を触った時のひやっとした温度・・

たまんない・・
興奮でドキドキがおさまりません

後ろの石臼があと200年ほどするとこんな感じになっていくんでしょうね。
その姿を見てみたいものです。

きっと、先代はそういう思いで後継者に石臼を託してきたんだと思います。
先代の想い、石臼挽きへのこだわりと技術。確かに受け継いでいますよ。
200年分の想いを込めた最高のそば粉をこれからも挽きたてでお届けします。

それぞれの石臼のお話は後日、アップしますね!

[3月18日(月)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:曇り
石臼工場内室温:13℃
石臼工場内湿度:62%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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