粉挽き職人は石臼の音を聞きいて、石臼から出てくるそば粉の挽き具合を見て、挽き上がった粉を触って、美味しいそば粉が挽けているかを見ています。

おはようございます!

昨晩もとても涼しかったので、窓全開で寝ました。
心地よい風が通っる部屋で寝るって最高に気持ちいですよね。それだけで頭がリラックスします。
ここ半月は晴れが続いている福井市、そろそろ雨が欲しいところですね。
それでは今日も1日頑張りましょう!

粉挽き職人は石臼の音を聞きいて、石臼から出てくるそば粉の挽き具合を見て、挽き上がった粉を触って、美味しいそば粉が挽けているかを見ています。

石臼はそばの実を投入して回転させていれば、いつも通り簡単に粉が挽けるというわけではありません。

石臼のクセ、石臼と玄そばの相性、玄そばの産地、粒の大きさ、実の含水率、その日の気温、湿度など、条件によっていつものような粉が取れなかったり、全然、粉にならない日もあります。また、最初は順調に挽いていても、途中から挽かなくなったり、粉の状態が変わってくることもしばしばです。

そんな時、重要なのが「音」
石臼の摩擦音です。

僕は石も生き物だと思っているので、人間一人一人の声が違うように石臼もそれぞれに聞こえてくる摩擦音が違います。
うまく粉が挽けていない時って、普段とは違うノイズのような音が聞こえるんですよね(僕にはですけど)。

“石臼の音” はとても大切で、無口な石が唯一、自分の調子や不具合を伝えてくれる手段なんです。
粉挽き職人は石臼の音を聞きいて、石臼から出てくるそば粉の挽き具合を見て、挽き上がった粉を触って、お客様の一軒一軒のそば粉が挽けているかを判断します。

昔は今ほどそば粉の種類も細分化してなかったので、2,3種類の粉の中から合うものを営業店様や個人様に販売していたそうですが、今は福井県内でも他店との差別化が激化し、そば店が100軒あったら100軒とも求めるそば粉が異なります。お店の要望に合わせたそば粉を日々、製粉する為にパソコンを叩いている間も聞き耳を立てています。

皆様に挽きたての美味しいお蕎麦を召し上がっていただくために、これからもスタッフ一同、団結して取り組んでいきます。

【お盆の休業日】
越前そば粉製造元カガセイフン:8月15日(水)、8月16日(木)
末吉の越前蕎麦粉オンラインショップ:8月15日(水)~19日(日)

お盆休み前はご注文が集中し、配達出荷に遅れが生じますので、5日ほど余裕を持ってご注文をお願いいたします。
また、末吉の越前蕎麦粉オンラインショップは、8月15日(水)~19日(日)までお休みをいただきますので、お盆中のお届けを希望される場合は8月13日(月)までにご注文をお願いいたします。ご注文が集中した場合は、お盆中のご注文受付を早い段階で終了させていただきます。

よろしくお願いいたします。

[8月9日(木)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)
天気:晴れ
石臼工場内室温:22℃
石臼工場内湿度:62%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: そば粉を挽くための石臼や道具, 石臼挽き越前そば粉工場の様子 タグ: パーマリンク