玄そばの入った重い麻袋を楽に移動させるために使う「手かぎ」という道具。

おはようございます。

今日のふくいは快晴です。
でも、ここ2.3日、冷たい風が強く吹くので、まだ満開にもなっていない桜が散っています。
花が散ってしまうのは本当に尊いですね。

本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は18時30頃まで営業しております。よろしくお願いいたします。

今日は普段、僕たちが使っている道具をご紹介します。

「手かぎ」といいます。

調べると、「米俵や炭俵などの積み換や荷積み搬送に使用する小道具で、重量物の取り扱いを容易にする」とあります。

テレビで市場でマグロのセリが行われている映像の中で、凍ったマグロのエラの部分にこれを引っかけながら移動させている所を見ることも多いんじゃないでしょうか。

それぞれ用途別に先端の爪の数や大きさが異なり、僕たちが使っているものは3本爪で長さも短いものは15㎝、長いものは30㎝くらいの手かぎです。祖父の代から使っているので、持ち手がだんだん痩せてきていますね。

玄そばは22.5kg~45kgの麻袋に入って入荷されるので玄そばの移動や積み替えが大変なのですが、この手かぎを使うと楽に移動させることができます。今では紙袋やビニール袋で入荷する場合が多くなってきているので、手かぎを使用する回数も減ってきましたが、昔の道具というのは丈夫で、時代を超えた今でも形を変えながら残っています。

本当に昔の方の発想と技術には頭が下がります。
僕たちも後世に素晴らしいものを残せるよう、もっと頑張っていこうと思います。

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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