おはようございます。
今日もふくいは快晴です。
桜もだいぶ満開に近づき、今週末はモコモコの桜並木が見れることでしょう。
咲いたらすぐに散ってしまうので、尊いですね。
本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は18時30頃まで営業しております。よろしくお願いいたします。
今日から末吉製粉で使用している石臼を不定期でご紹介していこうと思います。
お客様のお手元に届くそば粉がどの石臼で挽かれているのかをこのブログで少しでも感じていただけたら嬉しく思います。
まずは、こちら↓
弊社の石臼はすべて地元で採石された砂岩で、最低でも15年は寝かせた石を臼として使用しています。
同じ砂岩だからといっても何でもかんでも臼にできるわけではありません。
石を切り出した後、中に違う石質が混じっていたり、空洞があったり、断層ができていると不向きなものになるので切ってみないとわからず、実際、臼として役立つ石は切り出す石の半分以下で、ダメなときは全部ダメだったという話も聞いたことがあります。自分の何倍もの重さの石を切るのは本当に重労働だったと思います。
この石臼は1尺6寸(約48㎝)で上臼が約100kgの重さがあります。
弊社の石臼の中では2番目に新しく、20年前に切り出された石を寝かせて3年前に設置しました。
主に、銘柄【越前】丸挽き越前そば粉を挽いております。
皮付きのそばの実を、この大きくて重い臼で「ごぉーっ、ごぉーっ」っと声を上げながら、しっかりとじっくりと挽きあげます。
挽かれたそば粉は香ばしく、そばのいい香りが立ちます。
色黒くモチモチした触感で、ホシが浮かんだいわゆる田舎蕎麦になります。
【越前】丸挽きそば粉はガレットにもおススメのそば粉で、水で溶いたそば粉をフライパンで薄く焼いたら、中にハム、卵、チーズを入れて包みこんだり、サワークリームとスモークサーモン、またはペンネと野菜のトマト煮込みもおススメです。デザートには黒みつときな粉をかけても美味しいです。
そばを麺としてダシで食べる日本人にとっては「そばとトマト」は少し抵抗がある組み合わせかもしれません。でも、フランスでは好相性だとされています。
実際に僕も何度もガレットにトマトソースをかけて食べていますが、今では抵抗なく本当に美味しい組み合わせだと感じています。
【越前】丸挽きそば粉は、パリッとしながらモチモチ感があり、火を加えてもそばの香りが主張します。石臼挽きならではの出来でフレンチレストランやカフェ、ガレット専門店でもお使いいただいております。
ご家庭ではなかなか上手にガレットが焼けません。特にガスだと火加減が難しいです。
でも、ホットプレートで問題解決!
少し低めの高温であまり焦げないように焼いてみてください。パリッともちっとできますよ。
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉の通販は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉のお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ。
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