そば粉と加水率

おはようございます。

気温がぎゅっと下がってきました。
ガススタで給油している最中、冷たい強風にあおられ鼻水が止まりません。

先週はあんなにきれいだった桜通りの桜も今じゃ葉桜になって、路面には大量の花びらが散っていました。
早咲き桜は散るのもまた早かったんですね。

残りの桜を十分に楽しみたいと思います。

本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は18時30頃まで営業しております。よろしくお願いいたします。

昨日の投稿の続きと言っていいか分かりませんが、初心者の方がそば打ちで失敗しやすい理由の一つに、参考本やネットで調べたレシピ通りの加水量で加水を行ってしまうことがあります。

そば粉は産地や製粉メーカーによって含水率が違い、農家さん一人一人でも乾燥具合が異なることがあります。また、その日の室温・湿度・天気によってもそば粉の状態は日々変化し、そば粉の挽き方や種類(粗挽き、細挽きなど)によって打ち方を多少変える必要もありますので、レシピの加水量を参考にそば粉の状態を手で確認しながらの微調整が必要です。

もちろん、すぐには分かりません。
まず大切なのは経験値を増やすことです。失敗しても繰り返しそば粉に触れましょう。コストがかかる場合には、粉屋さんで外国産のそば粉を分けてもらうか、小麦粉で練習することもおススメです。

でも、ただ経験するだけではだめで、同じ失敗を幾度も繰り返して上手くいった時の感覚をあーだった、こーだった言いながら少しずつ体に馴染ませていくと自分なりの加水率が見えてきます。それをもとに季節や天気によって微妙に加減していくとだんだん分かってきます。

ただ、その感覚はその時のもの。
その後、しばらくそば打ちしない日が続くと鈍ってくるので、年間通して定期的に打つという習慣が大切です。

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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉の通販は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉のお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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