おはようございます。
今日も目の覚めるような晴天。
この季節にこのような晴れ晴れとした天気が2日以上も続くなんて福井ではとても珍しいこと。
なにか嫌なことが起こらなければ・・なんて要らぬことを考えてしまうのは僕の後ろ向きな性格のせいでしょうか。
さて、本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は午後6時半まで元気に営業しております。よろしくお願いいたします。
先週の日曜日の新聞記事で、夏でも新そばが食べられるいわゆる「夏そば」栽培へ踏み切るという記事がありました。
福井の新そばと言えば、8月に種を播いて11月に収穫する秋そば(早刈りそばと完熟そば)が一般的ですが、2013年までに夏そばの栽培技術を確立してそばの産地:福井の更なるブランド力強化に繋げます。
暑い夏でも冷たいおろしそばを新そばで食べてもらいたい!という気持ちは私たち製粉業者はもちろん、農家さんや県の職員さんたちも同じお願いだと思いますし、何よりそばの品質が一番劣ってくる夏に香りのよいそばが毎年食べられるというのは幸せなことです。
「夏のソバは不味いんでしょ?美味しくないでしょ?」とよくお問合わせをいただきます。
そんなことはないですよ!
昔は低温で湿度管理された倉庫というものがなく厳重な管理ができなかったため、春先から夏にかけて気温が上がってくるとソバは一気に劣化していきましたが、今は通年で同じ環境で保管できるため、極端な劣化はありません。十分美味しいそば粉が挽けます。
ただ、やはり収穫から1年近く経ったものとその年の新そばでは味も香りも全く違います。食物ですから仕方ありません。新そばの頃と全く同じ状態にとはいきません。
だから、私たちは品質をできるだけ落とさないよう心がけて玄そばを保管し、製粉している間も工場内を涼しく保っております。空調は空気が乾燥するためそば粉にとって影響がありますが、幸い福井は夏場でも猛暑日が少なく、どちらかと言うと涼しい日が多いので美味しいそば粉が挽けます。
夏そばが食べられる日もすぐそこまで来ています。楽しみです。
また、情報が入ったらこのブログでお知らせします。
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉のお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生。
■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ。
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