カガセイフン工場前の電信柱に咲くそばの花が満開で、偶然にも実が付いています。

おはようございます!
雨が上がり曇り空が広がっています。今朝は割とサラっとしているので過ごしやすいんじゃないでしょうか。

カガセイフン工場前に一輪のそばの花が満開を過ぎて二粒ほどの実が付いているのを発見しました。
原料の玄そばを搬入する際、袋からコロコロとそばの実がこぼれ落ちるんですが、通常、スズメやカラスがやってきて綺麗に食べてしまうところ、稀に上手い具合に土の上に落ちて鳥に発見されない幸運なそばの実くんはそこに根を張りこうやって花を咲かせます。

カガセイフン工場前の電信柱に咲くそばの花が満開で、偶然にも実が付いています。

ソバは蝶々やミツバチ等、やってくる昆虫に花粉を運んでもらって初めて受粉できる他花受粉の植物で、自ら受粉する自花受粉植物ではありません。近年、ミツバチの数が減っている影響で福井県内でも大野市を始め、勝山市、丸岡町、永平寺町などのソバの産地ではミツバチを人工的に放ち受粉を促す取り組みがされています。そんな中、花を咲かすまでたどり着くことはあっても、こうやって結実するっていうのはなかなか珍しい事です。

カガセイフン工場前の電信柱に咲くそばの花が満開で、偶然にも実が付いています。

まず、搬入の時にこぼれ落ちたソバの実がスズメやカラスに食べられてはダメ。
次に、上手に土のあるところに着地しないとダメ(この間も食べられる可能性がある)。
そして、花が咲いたら偶然通りかかった虫たちに別のソバの花から花粉を運んできてもらわないとダメ(今はソバの栽培時期ではないので、同じように花を咲かせているソバ自体がほとんどない)。

僕が見てきた限りでは、道路脇で咲いたソバの花に実が付いているのは初めてでした。
偶然と奇跡が重なって結実したこのそばの実。収穫してお供えしてみようかな。

[6月27日(木)]
玄そば産地:福井県大野市産(完熟そば)、永平寺町産(完熟そば)
天気:曇り
石臼工場内室温:20℃
石臼工場内湿度:74%
———————————-

■挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せ、少量のお取引をご希望の方は、末吉の越前そば粉オンラインショップをご利用ください。

■オリジナルそば粉のご提案、越前そば粉のサンプル請求(営業店様のみ)、業務用そば粉のお取引をご希望の方は、越前蕎麦粉製造元カガセイフンをご利用ください。

■明治以来、石臼挽きの福井県産越前そば粉をお届けする、株式会社カガセイフンの取り組みは、カガセイフン企業サイトをご覧ください。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

※このブログ内の文章や画像を弊社の了承なく複製、使用することを禁じます。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: 福井県内に育つそばの様子 タグ: パーマリンク