福井県産 夏そば試験栽培⑮ 品評会

こんにちは。

都心部ではお盆の帰省ラッシュが始まっているようですが、私たちも粉挽きラッシュになっております。
一生懸命、美味しいそば粉をお届けいたします。

本日正午をもちましてお盆用そば粉の発送受付を終了いたしました。ご来店の場合は明日12日(金)までうけたまわっておりますので、ご用意がまだのお客様はご来店をお待ちしております。

本日も福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は、18時30まで元気に営業しております。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

昨日、福井県産夏そばの試食会 第2回目が行われました。
この日の参加者は福井県内そば生産者や加工業者、福井県の担当職員の方たち、そして私たち製粉業者など、計40人以上が集まる品評会でした。

まずは、福井県の担当者の方から夏そばの品種、収穫量、品質、今回の生育状況について説明があり、各自早速、試食に入りました。

比較する品種は「なつみ」と「春のいぶき」。

採点用紙

まずはAのそば。
舌と鼻を使って純粋に夏そばを味わいます。

ツルッとした食感がよく、そばの味も感じることができました。でも、香りや甘み、旨みなど秋そばに比べると淡白な味わいでした。

次にBのそば
色味はAに比べると若干白く、モチモチ感がありました。ただ、こちらはAよりも淡白な味わいだったので、そばの美味しさという点では辛い評価をせざるを得ませんでした。

最後に今回の夏そばの製粉を担当した私とそば打ちを担当した方からそれぞれ作業中の話や記録したデータ、感想などをお話しまし、質問もいただいて作業性や品種による違いなど、体験させていただいたことをすべてお伝えしました。

品評会終了後は農家さん、県の職員さん、私たち製粉業者、そば屋さんが集まって今年の夏そば栽培の問題点を踏まえて、来年の栽培に向けた意見交換をしつつ、改善点を見出していきました。

今回のような機会は私自身、初めてのことでしたが貴重な場に同席できてとても良い勉強と経験になりました。
来年の夏そばはどのような出来になるのか楽しみです。

[8月11日(木)]
玄そば産地:勝山市産、永平寺町産
天気:曇り時々雨
石臼工場内室温:24℃
石臼工場内湿度:68%

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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: ふくい夏の新そば(春まき夏そば), 福井県内に育つそばの様子 タグ: パーマリンク