奥越大野市や丸岡町では早刈り新そばの刈り取りが始まり、新そば粉販売の日が近づいてきました。

おはようございます!
今朝は一面を覆う久しぶりの曇り空。
配達してる時は体も熱くなるし動きやすいので多少寒くてもポロシャツなんですが、今日はさすがに寒いです。
もういい歳だし、[動きやすさ>寒さ]じゃなく、[動きやすさ<寒さ]を取って体を冷やさないよう頑張ります!

先週末頃から奥越大野市や、丸岡町では早刈り新そばの収穫が始まっています。
新そば粉の販売までいよいよカウントダウンが始まりましたね。
収穫後、5日ほどで乾燥、調節、精選を経て弊社に届きますので、入荷は今月末から11月初め、販売は11月初旬ごろになるかと思います。

今年は播種時期に大雨が降って播種(種まき)が1週間遅れたことや、夏にアブラムシの大量発生したことによって生育に影響が出た畑があったり、また、先週から今週にかけて雨に降られてしまい収穫が思うように進められないようです。

奥越大野市や丸岡町では早刈り新そばの刈り取りが始まり、新そば粉販売の日が近づいてきました。

早刈新そばは収穫するタイミングが命で、半分緑色の実が混じった黒化率48%程度の未熟な実を刈り取ります。
数日遅れてしまうだけでその分、実が熟してしまうので青みや若々しい香りが薄くなってしまいます。

また未熟な状態で収穫する為、元々小さい福井県産の粒がさらに小さいものとなり、水分が豊富に含まれているので、通常の完熟そばに使用するコンバインでは収穫できず、改良した早刈りそば専用のコンバインで行います。
実が小さいうちに収穫するということはその分、完熟そばよりも1反あたりの収穫量が少なくなるので、価格も高くなります。

奥越大野市や丸岡町では早刈り新そばの刈り取りが始まり、新そば粉販売の日が近づいてきました。

早刈りそばについて
通常より2週間ほど早く刈り取りしたソバ(早刈りソバ)は、「風味、食味が良い」とされています。
これまでに、早刈りソバにポリフェノールが多く含まれ、抗酸化機能が高いことが分かりました。
福井県産ソバは11月上旬、黒く熟した状態(黒化率90%以上)で収穫するのが一般的ですが、最近、消費者から「風味が良い」として、黒化率が低い早刈りソバを求める傾向が強くなっています。
黒化率48%の早刈りそばは、97%の完熟そばと比べ、コレステロールの抑制作用があるとされるポリフェノールが1.2倍、血管増強や血圧降下作用を持つルチンは2倍含まれていました。

早刈新そば粉の販売を心待ちにしていらっしゃる皆様、大変長らくお待たせいたしております。
入荷次第、早刈り新そばの販売を開始いたします。

ありがとうございます。

[10月30日(火)]
玄そば産地:福井県大野市産、丸岡町産、永平寺町産(完熟品)
天気:曇り
石臼工場内室温:16℃
石臼工場内湿度:50%
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福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝

挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

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加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: 福井県内に育つそばの様子 タグ: パーマリンク