おはようございます。
先週末、県内そば産地の畑を一通り見てきました。
まずは福井市西部。
先日の台風と大雨の影響が幾分か出るかなと思っていましたが、今年は災害に備えて播種時期を2週間ほど早める農家さんが多く、被害は最小限に抑えられたようです。
播種時期を早めるとなぜ災害対策になる?
昨年の福井県産ソバは大凶作の年でした。
それまでも決して豊作ではなくむしろ不作続きで、昨年は生育段階の気候がとても良かったのでこのまま順調にいけば良いソバが期待できる!と農家さんも収穫を楽しみにしていましたが、播種時期の大雨によって種そばが流されたり、収穫前の大型台風によって坂井市丸岡町を始め平野部は軒並み全滅となりました。そば栽培は博打。”10″か”0″かしかない。無農薬で栽培することの難しさを毎年のように感じています。
今年はこれまでの経験から播種時期を2週間ほど早めることによって、大雨が来る時期にはしっかりと根をはり、ある程度の高さまで成長させるようにしたことによって今回の大雨の被害は少なく済みました。
根から茎の部分がところどころ赤く染まっているのは、大雨の水によって浸かったからです。
茎が固くなり地中から水分を吸い上げる機能が弱まるそうでソバにとっていいことではありませんが、流されてしまうリスクは回避できています。
日の当たり方が強い畑の方が生育が早く、他の畑に比べて花の咲く時期が早いです。
福井は年間通して湿度があるので、農作物が生き生きと育ちます。乾燥による障害もあまりありません。
これから虫たちがたくさん飛び回る事でしょう。
満開のそばの花、真っ白のじゅうたん、たくさん実を付ける時期が待ち遠しいです。
[9月16日(水)]
天気:曇り
石臼工場内室温:17℃
石臼工場内湿度:53%
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