新商品の【吉峰】抜粗挽き越前そば粉は、薄っすら透明感の中にホシが飛ぶ上品でインパクトのある蕎麦が楽しめます。

こんにちは

粉奈屋6代目です。

本日から末吉の銘柄に仲間が一つ加わりました。

商品名は【吉峰】(きっぽう)

福井県産の玄そばから極大粒だけを贅沢に使って、丸抜きを粗挽きし歩留まりを抑えました。うっすら透明感のある蕎麦に、今の季節なら新そばの緑色の粒が浮かんで、見た目にも楽しめるそば粉です。

丸抜きの粗挽きは今までにもたくさんのご要望をいただいておりましたが、なかなか思うような粉がとれず以前からあーでもない、こーでもない言いながら幾度と無く試作を重ねておりました。

【吉峰】という名前は、ふくいの代表的な禅寺:大本山永平寺の開祖である道元禅師が京都から福井へ来た時に永平寺を開く前に滞在したと言われているお寺:吉峰寺からいただきました。

先日、銘柄【吉峰】の発売を祈願して吉峰寺へ参拝してきました。

自然の音意外、何も聞こえない静かで凛とした独特の雰囲気で、禅の奥ゆかしさを感じたような気がしました。

末吉の越前そば粉は発売当初、【金華】特上蕎麦粉【越前】丸挽きそば粉【水仙】抜実挽そば粉の3銘柄で始めました。最初はなかなか試していただくことがない状態が続きましたが、少しずつお客様が増え、わずかながら色々なお話やお声を頂戴するようになり、ご要望までいただくようになりました。

そして数多くのお客様のご要望から生まれたのが、【奥越】粗挽きそば粉【一乗】そばがきそば粉、そして今回、新たに発売となった【吉峰】抜粗挽きそば粉です。時代の流れによってお求めになるそば粉も少しずつ変化しています。僕の両親の時代には粗挽きそば粉というもの自体がお客様に否定され、「細かく挽けていなければそば粉じゃない」と言われるほどだったそうです。

みなさまからのお声が無ければ今の商品はございません。末吉製粉はみなさまに育てていただいたおかげで今があると感謝しております。本当にありがとうございます。

昨晩、ホームページをご覧になって、今日早速【吉峰】をお買い求めに来店された常連のお客様もいらっしゃいました。ハニカムようなお顔で買っていかれたと嫁さんに聞いて、どのような反応があるのか内心ドキドキしています。美味しくお召し上がりいただけたら嬉しいです。

新商品:【吉峰】抜粗挽き早刈り新そば粉

それでは、ご注文をお待ちしております。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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