おはようございます。
先日、遠路はるばる神奈川県から、Music of Mind(ミュージックオブマインド)の方々がガレットのご相談にお越しになりました。
太平洋側から真反対の北陸まで、忙しい時間を割いてまでご来福いただけるということに感謝の気持ちでいっぱいです。この素晴らしい出会いに感謝しております。本当にありがとうございます。
今回は施設のカフェスペースにてベーグルを始めとする食事メニューの一つにガレットの提供を考えられているとのことで、直近までスーパーの蕎麦粉などでガレットの試作をされていたそうです。今までガレット店での修行経験はなく、全くの1からのスタートだったそうですが、なかなか理想とするガレットが焼けず、またどこに問題があるのかも見失い弊社のホームページでガレット粉を扱っていることをきっかけに相談に行こう!というお気持ちになったそうです。
今、抱えているガレットの問題点
①薄く生地を伸ばすと、端が浮いてくる
②高温で焼くと生地に気泡ができ、焼き目にムラができる
③低温で焼くと焼き目がつかず、じっくり焼くほどカサカサになる
④焼き色が全体的に黒っぽく、こんがり焼けない
このご質問をいただいた時に、これはいくら口や文章で説明しても分からないし、僕も自分が感じていることを50%も伝えられない。百聞は一見にしかずではないけど、せっかくなら実際に事例を見たりプロの話を聞かれた方がベストだと思い、同じ神奈川県内のカフェやさしいちから。様をご紹介させていただきました。
ガレットの悩みを解決するには、プロの話を聞くが吉
やさしいちから。さんでは、福井県産無農薬栽培の全粒粉【越前】をご利用いただいており、福井に来る前に一度食べていただくことによって、何かヒントになればと思ったんです。
ご来福いただいた時、すぐにやさしいちから。さんに行かれたとお聞きし、都会の人は行動が早い!と驚くとともに店主の金子さんからも色々なお話を伺ったそうで、その後のやりとりがとてもスムーズでした。そば粉のことなら分かりますが、畑違いのガレットについては同じこと言うにしても、実際にお仕事している方から直接お聞きするのが一番です。
そして福井にてもう1店、片町のクレープBONさんをご紹介させていただきました。事前にどのようにガレットを焼いているのかをお聞きしていたので、形態は違っても似た形でガレットを提供されているBONさんのお話はきっとお役に立つだろうと。
店主の伊藤さんから、生地づくりから鉄板の手入れ、焼く温度、道具など、実際にガレットを焼いているからこその共通のお悩みやその改善点などのお話がうかがえ、こういった内容は実際にガレットを焼いていない僕では解決できないなぁと思いましたし非常に参考になりました。
最後にクレープボンさんの伊藤さんと記念撮影。そして越前おろし蕎麦とソースかつ丼でランチを共にして福井駅までお送りしました。
その後のガレットはMusic of Mindのブログでも書かれているように出来は上々のようでとても嬉しいです。
それにしても悩みを解決しようと貪欲に行動される姿勢には感動しました。
ありがとうございました。
[5月7日(木)]
天気:晴れ
石臼工場内室温:15℃
石臼工場内湿度:55%
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