当社が毎年、お世話になっている福井市春江町(平野部)の農家さんに今年のソバの出来についてお話をお聞きしました。
昨年は秋の長雨と収穫前の台風のダブルパンチにより50%以下の収穫高となった地域がほとんどで、ご自身の畑もソバが多少未熟ながら台風を予期して早々に刈り取りを行ったから収穫できただけで、それでも40%の収穫率だったと言っていました。もし災害に遭っていたら全滅だったそうです。
今年もお盆が過ぎても気温が下がる気配が感じられないところや、地味な台風でも勢力が大きい事、今後、長雨があるかもしれないとの心配を考えるととても安心はできず、昨年同様の凶作になる可能性も否定できない様子でした。
続けて、昨年はソバがあまりに取れなかったため、確保しておくべき種ソバも多少出荷せざる負えない状況となってしまい、その分、今年の作付量が少なくなったそうです。
「福井の不作は3年に1度」などと言われていた時期もありましたが、近ごろは不作続きなので、何が豊作でどうなれば不作なのか、その基準が分からなくなってきました。
「今年のソバは豊作だ!」と言える瞬間を期待して待ちたいと思います。