道内を車で走っていてもほとんど人を見かけません。集落だと思うところでも家と家の間が結構あるから人の気配がない。ただ広大な畑、高い雲、澄んだ空気はこの上ない贅沢ですね。
駅から約2時間で最初の目的地である幌加内町。中心部でも人を見ないのは当然のこと。気温25℃。
JA幌加内支所の赤松さんも同伴してくださりさらに深い畑まで案内していただきました。幌加内は播種(種まき)の時期が山のそばよりも数日遅いので花も若干遅く2割咲きから5割咲きくらいでした。緑色の部分はすべてそばです。
今月の中旬には北海道幌加内町の新そば【ほろみのり】が弊社へ入荷しますが、数年前から本格的に栽培が始まった新品種「ほろみのり」は繁殖力が弱く他ソバ遺伝子を組み込みやすい品種なので幌加内町に多く存在する農家の方たちの中でも限定された生産者が幌加内の一部の囲われた畑のみで栽培することを許された特別種です。
栽培面積は幌加内町のそば畑の2割ほどだそうですが、過去4年間気候に恵まれず品質が安定しないことで苦しい思いをしました。でも、今年は例年よりも雨が多く適度にお天気も続いているので、今後台風の被害が無ければ今までで一番の出来になるだろうと地元農家の方はおっしゃっていました。
今年の「ほろみのり」。新そばが楽しみです。