9月初旬に関西方面を中心に大きな被害をもたらした大型台風21号ですが、1ヶ月も経たないうちにまた巨大な台風24号が列島を縦断しようとしています。
21号が通過した時は葉が破れたり茎が折れたり、倒伏といった被害は出ましたが、花が咲く前で背丈も低かったため、生育と共に起き上がり白い花を咲かせてくれました。写真のように雨による湿害で茎が赤く染まっていますが花は満開になりつつあり、良好とは言えませんが何とか持ちこたえているという状況です。
ここへきて、しかもこのタイミングで速度の遅い大型台風がやって来られたら、花や葉は間違いなく飛ばされ、完全に倒伏し回復は見込めなくなります。来週にもやってくるという最悪の事態に昨年に続いて今年も大凶作も覚悟しないといけないのかもしれません。
北海道は台風と地震の影響で収穫量は例年の4割。来年の種そばを確保すると余剰分はほとんど残らないという昨年の福井と同じ状況。東北地方も台風の影響を受けておりあまり思わしくない。北関東も同様。福井もどうなるか分からない。
ここまで酷い年は今までにありません。いよいよ温暖化や環境の変化でソバ栽培も縮小して行ってしまうのでしょうか。作っても自然災害で2年連続やられてしまうと農家さんのモチベーションも上がりません。
今年1年も厳しい年になりそうです。