今年の福井県産そばは、昨年同様に夏の高温障害による発育不足で収穫量が思うように見込めないようです。

おはようございます。

今日は嘘のような快晴でポカポカと気持ちの良い一日になりそうです。

寒い中にもこんな日があると一息ついて楽になるものですね。今日も一日、最高の越前そば粉を挽きます!

皆様の御利用を心からお待ちしております。

▲永平寺町完熟そばが植わっている畑(刈り取りはまだ早いようです)

先ほど福井県経済連農業課の方々が来られ、本年度産玄そばの現状での収穫高と早刈り新そばの品質について、完熟新そばの入荷時期について、そして入荷予定産地の話し合いが行われました。

今年の収穫量は凶作だった昨年並みだそうです。

その理由は、昨年はあまりにもソバが無い状況となり1俵でも2俵でも多くの玄そばを確保するため、今年の種ソバとして保存しておいた玄そばにまで手を出さざるを得ない状況となってしまい、今年作付けできる絶対数量が減ってしまったこと。そして、夏場の高温障害による発育不足により収穫量が思うように見込めなかったこと。

昨年よりはほんのちょっと多く獲れているようですが、それもすべて収穫が済まない事には正確には掴めず価格も今のところ昨年同様の予定だそうです。

完熟新そばは早刈り同様に収穫が遅れており、本来ならば今月中ごろには徐々に入荷されてもおかしくないのですが、今年はひょっとすると年をまたいで来年初旬になる可能性もあるとのことでした。完熟新そばを心待ちにされている方が多いので大変申し訳なく思っておりますが、なにぶん自然との戦いですので何卒ご了解ください。

他の県内産地も以下の通り順次入荷の予定です。

【永平寺町産・丸岡町産・春江町産・あわら市産・福井市産】 ※正確な時期については入荷されませんと分かりません。

産地が違えば味わいは当然異なりますが、同じ産地でも畑の環境や生産者によっても結構違ってきます。

私どもはなるべく同一生産者から同じ条件で栽培された玄そばを中心に、実際に状態を確認して納得のいく品質のものだけを買い付けております。また、玄そばは定温定湿倉庫にて1年中同じ環境で保管し、なるべく劣化を抑えられるよう注意しています。

今しばらくは【大野市産早刈り新そば】がメインの玄そばとなりますが、来年には他の玄そばもご賞味いただけるかと思いますのでご期待ください。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
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