そば粉の製粉と福井の湿度の関係性

おはようございます。

寝不足気味だったので、昨日は早めに布団に入ったおかげで今朝は早起きできたにもかかわらず、2度寝してしまって結局、いつもと同じ時刻になって目覚めました。

これでは、早起きとは言わないですね・・。

福井県産 石臼挽き越前蕎麦粉製造元:株式会社カガセイフン、オンラインショップ:末吉製粉は、18時30まで元気に営業しております。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

今日の福井は湿度がエライ高いです。
朝8時30分現在で82%と湿度計を見てびっくり!

でも、気温が低いからか不思議とジメジメしてないんです。
下着の上に半袖ポロシャツで少し肌寒いと感じるくらいで、むしろちょうどいいかもしれません。

この湿度の高さがしっとりとしたそば粉を生むんです。

そばを挽く時に気温が高かったり、湿度が低かったりするとたとえ石臼挽きでも挽いている段階でそばの水分が1~3%ほど逃げてしまって、夏には仕上がりの状態が少しパサつくことがあるんですが、福井の場合はまず、玄そばの含水率が高いことと、多湿な気候からそばの水分を保持したまま粉になるので、そばの美味しさがそのまま粉へと伝わります。

先日もそば粉をお買い求めいただいたお客様から「特徴として感じたのが、蕎麦粉状態のしっとり感です。握っただけでもこれは良い蕎麦になる・・・と言う期待が高まりました。」との大変うれしいお声を頂戴しました。

そばは収穫された後も追熟しますので日ごとに味わいが変わってきますし、挽く季節、挽く環境によっても状態は変化します。
蕎麦を打つ前にそば粉を手で触ってみて、握ってみて、打って加水率を確認して、水分を確かめてみてください。
最初のうちはあまり分からないかもしれませんが、回をこなしていきますと自分なりに掴めるようになってきます。

掴めるようになったら継続しましょう。せっかく掴んだ感覚が、しばらくそば打ちしなくなりますと鈍くなってきます。
そばも、石臼も、挽きても、気候も、打ち手の体調も、もちろん食べる人も、すべて生き物なのでいつもと同じようにとはいきません。そこがそば打ちのおもしろさだと思います。

——————————

福井県産の石臼挽き越前蕎麦粉は、カガセイフン本社工場で製粉しています。
営業時間(月~金)8:30~18:00 休業日:土日祝
挽きたて越前そば粉の通販やお取り寄せは、オンラインショップの末吉の越前そば粉をご利用ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

■越前そば粉屋5代目社長:加賀龍夫のブログは、蕎麦粉は人生

■越前そば粉屋おかみのブログは、石臼で挽く越前蕎麦が大好きなおかみ

※このブログ内の文章や画像を弊社の了承なく複製、使用することを禁じます。

加賀 健太郎 について

年間100店以上の蕎麦店を食べ歩き/蕎麦を食べてソバの挽き方を考える/ミシュラン星付き店へのそば粉納品事例多数/自社で開発した福井県産そばのガレット粉を本場フランス・ブルターニュでプレゼン/出張先では「体のどこを切っても蕎麦が出てくる」くらい蕎麦を食べ歩く ■ブログ→ http://kaga-seifun.com/sobako/
カテゴリー: そばの里・越前ふくいのこと, 石臼挽き越前そば粉工場の様子 タグ: パーマリンク