新規設備の取り付けも終わり、配管の位置や導線が万全に行われているかどうかの最終チェックを行って、いよいよ試運転の日を迎えます。
機械を操作する制御盤は、今まで使っていたものの4分の1サイズ。
コンパクトになってさらに使いやすくなりました。
一つ一つの機械が適正に作動しているかの確認を行ってから原料を切込みます。
最初は国産そばで様子を見てから福井在来種を投入。福井在来種は小粒で実が詰まっているため、今までの機械では精選工程や脱皮で割れが大量に出たり皮の除去が困難でした。
今回の設備は主に福井在来種を加工するために独自に設計していただいたものなので期待が高まります。
在来の実の流れや動きを細かく追って確認しながら微調整。
脱皮した丸抜きの仕上がりはこんな感じです。
大粒~中粒は多少の黒粒はあるものの、ほぼきれいに剥けました。
写真の丸抜きは小粒です。在来の小粒はほとんど脱皮できなかったので、今までは挽ぐるみに回していましたが、ここまできれいに剥けるのは嬉しいですね。
いよいよ来週から、本格的に製造を行っていきます。石臼部屋も素晴らしい環境になり、石臼たちも気持ちよくそば粉を挽いているように感じます。2期工事は今夏からの予定なので、それまでに新しい機械に慣れていかないといけません。頑張ります。