蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

唐突ですけど、江坂っていいですよね~

新大阪から乗り換えて2駅で便利だし、駅周辺は賑やかなお店や下町情緒を感じる商店街があるかと思えば、少し離れると落ち着きのあるお洒落なレストランやバーがひょいと顔を出す。訪れるたびに夜の江坂の魅力にはまっていく自分がいます(笑)

そんな江坂でコロナ禍にオープンされた「蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま」さんへようやく伺うことができました。店主の鹿島さんは芦原温泉で有名な福井県あわら市のご出身で、大阪のそば打ち道場で手打ちそばを習得されたそうです。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。
お店の入り口に映えるそば打ちスペース。
店内は右側カウンター席と左側にテーブル席があります。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

鹿しまさんの魅力の一つは、何といっても全国から取り寄せられる鹿島さんセレクトの日本酒を楽しめること。好みを伝えるとお料理に合わせて一つ一つおすすめしてくださるので酒好きは足に根が生えること間違いないです。充実の飲み比べセットもあります。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

そしてそば前の豊富さ。定番メニューの他に「本日のおばんざい」があって、好みに合わせて細かく選ぶことができます。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

本日のおばんざい3点盛り(1,200円)。
上から時計回りに、海老の蓮根はさみ揚げ、猪肉ロースト醤油麹漬け、牡蠣のオイル漬け。猪肉は嫌な獣臭が全くなくて、香ばしい香りとやや強めの塩気にお酒が合います。牡蠣も生臭みがない上にオイル漬けによくある油っぽさがないのでサラリと美味しい。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

肉厚でもシャクッとホクッと歯切れの良い海老の蓮根はさみ揚げ。食感を残すようにたたいた海老がプリプリで薄衣のおかげで素材の味をしっかり味わうことができます。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

鹿しまさんへ行かれたらぜひ酒器にも注目してみてください。お酒ごとに盃を選ばせてくれますし、異なる作家さんの片口や徳利を見たり、盃に酒を入れた時の色の変化や見込みの景色を見ているだけで酒が進みます( ´艸`)

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

最後にお蕎麦を2種類いただきました。
まずは限定の粗挽きもり蕎麦。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

冬の冷たい冷水でギュッと〆られた粗挽きのお蕎麦はツヤツヤで、鼻を近づけると穀物の甘く香ばしい香りが届きます。2、3本ほどそのまま口に運んで噛みしめると強い弾力があって、プツリと歯で嚙み切れる感じが心地いい。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

2つ目は変わり蕎麦(この日は柚子)を鶏そぼろの温そばで。
普段から更科系のお蕎麦をあまり食べつけない(福井にはない)ので、更科粉を使った純白のお蕎麦って熱に弱くて温そばだとコシが無くなってしまうんじゃないかと思っていたんですが、それまでの更科蕎麦のイメージを覆すコリッとした食感の良さと柚子切りなので鶏そぼろとの相性が抜群でした。

蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま(大阪:江坂)では、お一人様でもそば前から日本酒が愉しめる。

韓国冷麺のような強い食感なので胃が疲れるかなと思ったんですが、胃に入るとすぐ消化するのか意外に優しい。こういうお蕎麦は福井ではなかなか食べられないので、お出汁までしっかりいただきました。

大阪は近年、そば前を愉しむことができるお蕎麦屋さんがすごく増えたと思います。そば前と言っても焼きのりや板わさ、鴨焼きといった江戸風なものではなく、旬の素材を使った料理やおばんざいが中心で、これはこれでいい文化になりそうな予感がします。
ぜひ足を運んでみてください。

[蕎麦とお酒とおばんざい鹿しま]
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-35-25 江坂第一レジャービルT&T1FB
電話:06-6310-0015
営業時間:昼 11:30~13:30 / 夜 18:00~23:00
定休日:日・祝

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